シンプルながらまとまりが良く、リーズナブルな良ワイン。香りや余韻に個性があって面白みもある。香りは、グーズベリーを主体に、ライチや蜂蜜のニュアンスもあって甘い果実の華やかなアロマ。そこにわずかにラバーのニュアンスがあり、これが不快ではなく、シンプルなアロマに良いアクセントになっている。口に含むと、アタックはしっかりとした酸味から始まるが、すぐに蜂蜜のような甘味が伸びてきて、相当に甘味の強度は強い。ただ、酸味も終盤まで保つので、甘すぎずバランス良く、飲みごたえある味わいに昇華されている。余韻は蜂蜜の甘味はそのままに、岩塩のような塩気がはっきりと感じられて面白く、次々と杯を進めたくなる余韻。

シャトーヌフ・デュ・パプ サント・ピエール・ド・ナリス ブラン
Châteauneuf-du-Pape Saintes Pierres de Nalys Blanc
シャトー・ド・ナリスは、南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプで4世紀の歴史を誇る、この地で最も古い畑の所有者の一つです。その名は17世紀の開墾者ジャック・ナリに由来し、2017年からはローヌの名門ギガル・ファミリーがその輝かしい歴史と卓越したテロワールに魅了され、運営を引き継いでいます。「シャトーヌフ・デュ・パプ サント・ピエール・ド・ナリス ブラン」は、若いうちから楽しめるフレッシュなスタイルのスタンダード・キュヴェです。このワインは、シャトーヌフ・デュ・パプ最上の畑とされる「ラ・クロー」を含む3つの優れたテロワールから生まれます。ガレと呼ばれる大きな丸石に覆われた「ラ・クロー」と「ル・ボワ・セネシャル」、そして赤い砂岩質の「ナリス」の畑に育つ、平均樹齢約45年のブドウを使用。グルナッシュ・ブランを主体に、クレレットやブールブーランなど計6品種がブレンドされます。収穫は手摘みで行われ、厳しく選果。醸造は温度管理されたステンレスタンクで発酵させた後、約9ヶ月熟成させます。その際、20%は木樽を用いることで、ワインに密度と複雑味を与えています。桃や柑橘系のピュアなアロマとエレガントなミネラルが香り立ち、豊かな果実味の中にフレッシュな酸が見事に調和した、バランスの良い白ワインです。
5,746 円~
生産地
タイプ
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

寒冷地の果実

トロピカルフルーツ

蜜

薬品・化学物質
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2019年
評価日:2025年08月19日