グレートヴィンテージかと見紛うほどパワフルでポテンシャルを感じさせてくれる。樽香も馴染み、タンニンも大分溶け込んでいて、ほのかに熟成のヒントも感じられて飲み頃の入口に到達した頃合い。香りは複雑で、カシスやブラックベリーのリキュール感を帯びた果実香、タバコやヒノキ、チョコレート、クローヴ、乾いた土などがバランス良く感じられ、ほのかに醤油のニュアンスも感じられる。口に含むと、落ち着きはあるが果実味、酸味、ロースト感のあるボリューミーなアタックで、甘味はまだあまり感じられないが、フルボディの濃厚な味わい。タンニンはわずかに存在感があるが、滑らかかつ収斂感は無く、ほとんど気にならないといってよい。余韻も長く、上品なダークチョコレートやコーヒーの風味に、サンダルウッドのニュアンスが個性的なアクセントを効かさせている。クオリティも個性もあり、満足感の高いヴィンテージだった。
シャトー・カントナック・ブラウン
Château Cantenac Brown
カントナック村にあるシャトー・カントナック・ブラウンは、英国の画家ジョン・ルイス・ブラウンによって19世紀初頭に設立された歴史あるワイナリーです。1855年のメドック格付けでは第3級に認定され、その後アクサミレジムやサイモン・ハラビ氏の所有のもとで品質向上が図られました。畑は砂礫質で、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体。ランシュ・バージュの評価を大きく高めたジャン・ミッシェル・カーズ氏のコンサルティングにより、伝統的な農法や厳選されたブドウの手摘みが行われ、品質にこだわっています。シャトー・カントナック・ブラウンは力強く筋肉質ながらも、優雅でエレガントなマルゴースタイルを特徴とし、豊かなアロマと深い味わいが楽しめます。
8,800 円~
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¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2024年01月25日