グレートヴィンテージでこのレベルのワインになると流石に外れない。多少の熟成香はあるものの、まだまだ若々しく果実味もパワフル、タンニンも馴染んできつつあるが存在感はあり、ピークは当分先だが、今飲んでも後悔しない美味しさ。香りは、トップノートからカシス、ブラックベリー、メントール、西洋杉が一気に感じられ、複雑さを期待させられるとおり、他にもスー・ボワ、タバコ、バラ、サンダルウッド、リコリスなど豊か。青臭くはないが、清涼感のある印象。余韻もタバコのスモーキーなニュアンスがあり、長めに残るのが強くはなく、かえってエレガントで心地よい。10年後でもまだ元気そう。15~20年後かな。

シャトー・カロン・セギュール
Château Calon-Ségur
シャトー・カロン・セギュールは、メドック格付け3級のワインで、18世紀にラフィットやラトゥールを所有したセギュール侯爵が愛したシャトーとして知られています。伯爵は「我、ラフィットやラトゥールをつくりしが、我が心カロンにあり」という言葉を残しており、ハートのラベルにもそんな伯爵の想いが垣間見えます。ラベルの女性的なイメージとは裏腹に香り高く、力強いワインです。オーナーであるマダム・ガスクトンの信念は、「賞を取れるワインを造ることではなく、偉大なワインを愛してくださる消費者に、飲んで楽しめるものを贈ること」。近年、クラシックなボルドースタイルを追求し、凝縮感を特徴としたモダンなスタイルから一線を画す存在として評価されています。土壌は鉄分の多い石灰岩で、ブドウの手摘みや手作業による選果、約18〜20ヵ月の熟成を経て、安定した品質と長期熟成に耐えるクオリティを実現しています。
20,350 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

温暖地の果実

赤系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

ミネラル

土・森の下草

動物系

ナッツ

樹木

焦げ臭

スパイス

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2009年
評価日:2021年02月27日
チェリーやバラ、ミント、コーヒー、バニラなど複雑みがありつつバランスがよい。香りから明るい印象を受けるとおり、味わいも酸味がしっかり。甘い香りもあるが、味わいはドライ。果実味はしっかりだが、個人的にはこの頃酸味にはもう少し果実味も強いと嬉しい。タンニンはしっかりではあるものの、そこまでの頑強さは感じない。余韻は力強く、石灰のような甘味のあるミネラルと控えめなコーヒー感がある。

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2020年10月24日