抜栓直後は、埃のニュアンスに覆われてくぐもった香り。ブラックベリーやシナモン、リコリスも。徐々にミルクチョコレートのまろやかな香りが開いてきて、最終的には西洋杉やブラックチェリーも感じられる。一方で、口に含むと、ブラックチェリーのニュアンスが抜栓直後には強く、酸味も活き活きとしていて、開いてきてからブラックベリー感とまろやかさが出てくるという、香りの反対の変化で面白い。タンニンはまだ存在感があり、収斂感も残る。枯れたニュアンスもなく、飲み頃にようやく片脚突っ込んだくらいな印象。

マルキ・ド・モン
Marquis de Mons
シャトー・ラトゥール・ド・モンは、フランス・ボルドー地方のメドック地区、マルゴー村に位置する歴史あるシャトーです。13世紀に起源を持ち、1623年にピエール・ド・モン氏がオーナーとなって以降、その名を冠しています。20世紀末まで家族経営が続きましたが、1990年以降はオーナーが変わり、大規模な改革が行われました。ワイナリーやセラーの新設、環境に配慮したサステイナブル農法の導入など、品質向上への取り組みが積極的に進められています。シャトー・ラトゥール・ド・モンの畑は約58ヘクタールで、砂利質と粘土石灰質土壌から構成されています。セカンドワインである「シャトー・マルキ・ド・モン」には、平均樹齢5〜10年のメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドが使用されています。畑は細かく区画管理され、ブドウの生育状況をきめ細かく把握することで、高品質なブドウを収穫しています。醸造においては、ステンレスタンクでの低温発酵やフレンチオーク樽での熟成など、伝統的な手法を尊重しています。その結果、マルゴーらしい優雅でエレガントなスタイルのワインが生まれます。凝縮した果実味とバランスの良い骨格、しなやかなタンニンが特徴で、長期熟成にも適したポテンシャルを秘めています。
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ヴィンテージ:2010年
評価日:2021年01月15日
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