パワフルでタニック。長期熟成向けの造りで、樽が効いたモダンな甘さは強いが、今開けてもあまり楽しめないかもしれない。香りは、ミントやユーカリの葉の青々しい香りがまだ健在で、バニラやバナナの樽由来の甘い香りやタバコやエスプレッソのスモーキーさも強く、樽香もまだ馴染んでいない。二日目になると落ち着き、カシスやプルーンの果実香がしっかりと感じられるようになる。口に含むと、アタックからバニラのような甘味が印象的で、甘味の強度はボルドーの中でも随一。ただ、果実味や酸味、ロースト感も強く、甘ったるくはない。ボディはそこまでの厚みは感じないものの、タンニンは非常に重く、まだ収斂感も残っていて、後半は味わいを邪魔してしまい、まだまだ飲み頃は遠い印象。余韻は、タンニンの渋味と本来の甘味が合わさり、ダークチョコレートのような程良い甘味とコーヒーの風味が感じられ、長く残る。

シャトー・レ・グラン・シェーヌ
Château Les Grands Chênes
シャトー・レ・グラン・シェーヌは、ボルドー地方メドック地区に位置する歴史あるシャトーです。16世紀から続く歴史を持つこのシャトーは、現在、ボルドーで35ヶ所ものブドウ畑を所有するベルナール・マグレ氏が手がけています。彼の所有となって以来、ワインの品質は飛躍的に向上し、2003年にはクリュ・ブルジョワ・スペリュールに格付けされました。シャトー・レ・グラン・シェーヌは、ガロンヌ川沿いの素晴らしいテロワールを生かした個性的なワインを生み出しています。平均樹齢40年のブドウ畑からは、メルロを主体にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランが栽培され、手摘みで収穫されます。醸造は、温度管理が可能なステンレスタンクで28~30日間発酵した後、16ヶ月間熟成されます。新樽比率は50%で、フレンチオーク樽が使用されます。こうして造られるワインは、優しくふくよかな果実味と、きめ細やかなタンニンが特徴で、心地よい余韻が長く続きます。
2,970 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

トロピカルフルーツ

黒系果実

加工・ドライフルーツ

植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

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スパイス

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2018年
評価日:2025年05月20日