メルロー40%、シラー35%、サンジョベーゼ25%。イチゴやブルーベリージャムなどの甘い果実の香りが強い。香りにはコショウやディルなども感じるが、味わいは甘味の主張が支配的で余韻にかけてタンニンをしっかりと感じる。香りにはパンのニュアンスもあり、余韻はイースト香がしっかりと感じられる。
ボッリジアーノ
Borrigiano
イル・ボッロは、イタリアを代表するファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ」ファミリーがトスカーナに所有するワイナリーです。18世紀から続くこの地でのワイン造りを、1999年からはフェラガモ家が引き継ぎました。当初はルーチェなどの醸造責任者であるニコロ・ダフィット氏の監修のもと、その後はキャンティ最大手ルフィーノで醸造を担当したステファノ・キオッチョリ氏を招聘し、品質の高いワインを生産しています。「ボッリジアーノ」は、キャンティのサブゾーンであるヴァルダルノ・ディ・ソプラで造るイル・ボッロ初のワインです。この地は1716年にトスカーナ大公が定めた、世界初の原産地呼称のひとつです。「ボッリジアーノ」は、この地で栽培されたメルロを主体に、シラーとサンジョヴェーゼをブレンドしています。ブドウの収量は厳しく制限され、1ヘクタールあたり3,000リットルという低い生産量に抑えられています。醸造は低温浸漬の後、大樽で10ヶ月の熟成を経て行われ、生き生きとした果実味と柔らかなタンニンが特徴の、ソフトで華やかなスタイルに仕上がります。ボッリジアーノは、ワイン・アドヴォケイト誌やワイン・スペクテーター誌などの評価誌で高評価を獲得しています。お手頃な価格ながら、イル・ボッロのエレガンスを味わうことができる、魅力的なワインです。
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ヴィンテージ：2018年
評価日：2020年04月20日
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