香りは酸味の落ち着いた黒系果実にスミレの華やかさやタイムのようなハーブのニュアンス、シナモンやアニスなど甘味のあるスパイスなど複雑。味わいは17年(のリリース間もないもの)らしく酸味は強いものの、果実味も負けずと強いのと、黒鉛のような強烈なタンニンがビターなニュアンスを加えているため、バランスが良く感じられる。余韻も風味豊かで、タンニンのニュアンスは強いが、余韻まで残るブラックベリーの果実味とダークチョコレートや石灰のニュアンスも強く、恐ろしく長く残り続ける。

シャトー・オー・ブリオン
Château Haut-Brion
シャトー・オー・ブリオンは、ボルドーメドックの五大シャトーの一つで、グラーヴ地区からメドックの格付けに選ばれた唯一のシャトーです。シャトーの歴史はチャールズ2世の時代まで遡り、現在はルクセンブルグ大公国の皇太子に受け継がれています。ナポレオン戦争では、敗戦国の処遇を決めるウィーン会議にて、連日連夜オー・ブリオンを振る舞うことで各国の態度を軟化させ、フランスは敗戦国でありながら領土をほとんど失わずに済んだといい、まさにフランスの救世主となったワインなのです。ワインは、メルロ比率が高いのが特徴で、渋みが少なく柔らかい味わいで親しみやすいながら、30年以上の熟成にも耐え、五大シャトー最も飲み頃の期間が長いとも言われています。オー・ブリオンは樽熟成にもこだわり、専属の職人を雇ってシャトー内で樽の組み立て、焼付けを行います。これにより香りのバラつきを抑え、安定した品質を提供しています。
72,000 円~
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2020年10月31日
非常にタニックで陰性なワインなので、じっくり熟成させて花開くのを待ちたい一本。タニックだが滑らかで刺々しさはなく、樽による甘みも感じるため、今飲んでも美味しくはある。

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2019年12月28日