タルボと同じオーナー。リーズナブルなお値段ながらクオリティは確かなシャトー。ただ、いつも一癖感じさせる個性があり、今回もワインというよりソースなんじゃないかと思うほど濃厚な出来に仕上がっている。香りは、ブルーベリージャム、バター、イースト香が強めのトースト、ミントなどで、カロリーの高そうな香りをしている。口に含むと、ジャミーさは薄れ、ブラックベリーとバタリーな甘さを感じさせる味わい。強い果実味と酸味に、強くはないがしっかり甘味を感じさせるパワフルなフルボディ。ただ、タニックかと思っていたが、タンニンは非常になめらかで収斂感もなく、意外とスルスル飲める。余韻は、イースト香をはっきりと感じるトーストしたパンの風味があり、長く続く。香りや余韻にトーストのニュアンスがあるが、そこまで樽のトースト感を強く感じるワインではなく、ナパのような胸焼けしそうなパワフルさとは異なる印象。

シャトー・セネジャック
Château Sénéjac
シャトー・セネジャックは、メドック格付け第四級のシャトー・タルボのオーナーであるコルデュエ家が所有するシャトーで、近年の品質向上によりクリュ・ブルジョワに昇格。畑はオー・メドック地区南部にあり、砂まじりの粘土砂利質土壌で育ったカベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが栽培されています。所有する41haの畑は、ポンテ・カネをトップシャトーへと押し上げたアルフレッド・テスロン氏の技術チームが管理し、ビオディナミ農法を導入。手摘みで収穫された果実は慎重に選別され、温度管理可能なステンレスタンクで醸造され、新樽率30%の木樽熟成を経て瓶詰めされます。セネジャックは。2003年にはクリュ・ブルジョワ・シュペリュールに昇格し、安定した品質と親しみやすい味わいでボルドーファンを引きつけています。
2,310 円~
生産地
タイプ
アルコール
13.5%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

赤系果実

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加工・ドライフルーツ

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植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

発酵・乳製品

土・森の下草

動物系

樹木

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2021年09月06日
香りから余韻までミントやサンダルウッドの印象が強く、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンの中でこれまでで一番清涼感を感じるアロマ。タンニンはまだしっかりとしているがこなれてきている感はあり、飲み頃に入ったかなという頃合い。だが、香りはまだまだ若々しく、二日目にようやくプルーンのような熟成香が感じられた。

¥.$.
ヴィンテージ:2010年
評価日:2020年08月22日