ピノ・ネロ

Pinot Nero

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1919年、ジュゼッペ・ケットマイヤーによって設立されたケットマイヤー社は、イタリア最北端のワイン産地、トレンティーノ・アルト・アディジェ州カルダーロに位置します。アルプス地方のオーストリア国境近く、カルダーロ湖を見下ろす美しい丘陵地帯にあり、この地域のブドウ栽培において重要な役割を担っています。伝統的なワイン造りの文化を尊重しつつ、最新の設備と技術を導入し、高品質なワインを生み出しています。「けがれ無きワイン造り、土地に根ざした品種、製品毎の個性に重きを置く」という哲学のもと、多様な土壌と冷涼な気候、大きな昼夜の寒暖差を活かし、フレッシュで芳醇なワインを造り続けています。ケットマイヤーのピノ・ネロは、標高350～500mのカルダーロの丘陵地で栽培されたブドウを使用しています。土壌は有機物を豊富に含んだ、やや柔らかめの石灰質土壌です。1ヘクタールあたり4500～6000本という高密度な栽培方法を採用し、ブドウの凝縮感を高めています。収穫は9月中旬に行われ、醸造責任者のヨセフ・ローメン氏によって丁寧に醸造されます。ピノ・ネロ特有の色と香りを引き出すため、収穫したブドウは一日置いてから除梗し、果皮とともに発酵させます。20～25度で発酵を行い、マロラクティック発酵後、7～8ヶ月間、大樽とバリックで熟成されます。その後、3000リットルのオーク樽でさらに4～6ヶ月熟成させて瓶詰めされます。このワインは、ピノ・ネロらしいルビーレッドの色調を呈し、野生のベリーやチェリー、バニラやタバコのニュアンスが感じられる繊細なアロマを放ちます。味わいは軽やかでありながら、しなやかな酸味と柔らかな果実味が調和した、まろやかで滑らかな口当たりです。繊細な果実味とタンニンが溶け合い、ほのかなスパイス感の余韻が長く続きます。5～6年の熟成ポテンシャルを持ち、サラミやハム、赤身肉の料理、中程度に熟成したチーズとの相性が良いワインです。

2,570 円~

生産者

ケットマイヤー

Kettmeir

生産地