パ・ドゼ
Pas Dosé
ケットマイヤーは、1919年創業のアルト・アディジェ州、カルダーロ湖を見下ろす丘陵地に位置するワイナリーです。オーストリアとの国境近くに位置し、古代から伝わるワイン造りの文化を尊重しながら、最新の設備と技術も積極的に導入しています。土壌の構成と涼しい気候、特に昼夜の大きな温度差が、フレッシュでリッチなブーケを持つワインを生み出します。多様なテロワールを生かした幅広いラインナップを展開し、計300区画もの畑を所有しています。アルト・アディジェ最大のメトド・クラシコ生産者としても知られています。ケットマイヤーのパ・ドゼは、シャルドネ100%で造られるノンドサージュのメトド・クラシコです。2015年に初めてリリースされ、2018年ヴィンテージは初めてシャルドネ100%で造られました。スパークリングワイン専用の、標高520～550mの西向きの丘陵地に位置する畑で栽培されたブドウを使用しています。石灰質と粘土質の土壌で、栽植密度は1ヘクタールあたり3500本です。収穫したシャルドネは繊細にプレスされ、温度管理されたステンレスタンクで16～17℃で発酵、数ヶ月間澱とともに熟成されます。その後、二次発酵のために近代的なセラーで11～12℃の一定温度で水平に寝かされ、最低38ヶ月間瓶内熟成を行います。瓶詰め時に他のボトルのワインで液面調整を行い、糖分を加えることなく仕上げます。輝く麦わらイエローの色調で、持続性のある非常に細かく密な泡が立ち上ります。柑橘類や白い実の果実、ミントなどのアロマティックなハーブ、シダや松脂などの森の香り、ジンジャーやカルダモンのようなスパイシーなニュアンスも感じられます。パ・ドゼ特有のドライ感と液体の粘性が相まって、フレッシュかつダイナミックでありながら、非常にバランスの取れた口当たりです。繊細な泡が口いっぱいに広がり、スパイスやドライフルーツのニュアンスを伴う透明感のある魅惑的な余韻へと続きます。残糖値はゼロですが、シャルドネ本来の飲みやすさとしっかりとしたストラクチャーを備えています。
5,863 円~
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