サン・テミリオンのシャトーが造るメルロ主体のロゼ。外観は濃いめの赤色。香りは甘い印象が強いが、味わいは酸味のほうが強くてバランスも良く、ワイン単体でも飲みごたえのあるロゼ。香りは、ストロベリージャムや蜂蜜の濃厚な甘味を感じさせる香りを主体に、ピンクグレープフルーツやラズベリーの酸味を感じさせる香りとタイムのような爽やかなハーブ香も感じられる。口に含むと、アタックからしっかりとした酸味と充実した果実味が感じられ、甘味は中盤からほのかに感じられる程度で、香りの印象よりもかなりスッキリとした味わい。タンニンは、重さも収斂感も無いが、わずかに舌にその質感だけ感じられて面白い。余韻は、蜂蜜の控えめな甘味に加え、塩気のある白胡椒のスパイシーさも感じられ、バランスの良い風味が長めに残る。わかりやすく美味しいワインながら甘すぎず、個性もあり、リピートしても良いと思えるロゼだった。

ラ・ロゼ・デュ・シャトー・ド・プレサック
La Rosée du Château de Pressac
シャトー・ド・プレサックは、ボルドー右岸のサン・テミリオンに本拠を置く、サン・テミリオン・グラン・クリュに格付けされる名門シャトーです。その畑は石灰岩の台地から粘土石灰質の斜面に広がり、恵まれたテロワールを誇ります。「ル・ロゼ・デュ・シャトー・ド・プレサック」は、このシャトーのエスプリをよりカジュアルに楽しめる、メルロを主体としたロゼワインです。栽培は環境に配慮したHEV 3認証を取得し、厳格な収量制限や区画ごとのきめ細やかな管理が徹底されています。醸造へのこだわりは、その製法に色濃く表れています。果実の鮮度を保つため夜明け前に手摘みされたブドウは、振動選果台と密度選果による二重の選果を経て、重力式で優しく移送されます。セニエ法で抽出された果汁は、ロゼとしては珍しい新しい500リットルのアカシア樽で3〜4ヶ月かけて発酵させます。さらに、澱と攪拌するバトナージュが、ワインに複雑味と深みを与えています。ピンクグレープフルーツやバラのように華やかな香りを持ち、口に含むとフレッシュな果実味と心地よいミネラル感が広がります。6種類のアートラベルも魅力の一つで、選ぶ楽しみも提供してくれる一本です。
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ヴィンテージ:2023年
評価日:2025年08月21日
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