クロ・リュネル

クロ・リュネル

Clos Lunelles

サン・テミリオンの頂点、シャトー・パヴィなどで知られる名匠ジェラール・ペルス氏が手がけるコート・ド・カスティヨンのワイン「クロ・リュネル」。畑の立地は、シャトー・パヴィにほど近い丘の上で、南向きの斜面には粘土質の土壌に小石が多く含まれ、重たすぎず圧縮されていないこの畑を見たジェラール・ペルス氏は、「素晴らしい!」と即決で購入を決めました。低価格に合わせた造りの通常のコート・ド・カスティヨンとは異なり、ペルス氏は品質を優先し、シャトー・パヴィと同等の栽培・醸造技術を投入。結果、クロ・リュネルは筋骨隆々で、驚くほどの凝縮感と骨格を備えたパワフルなワインとなり、コート・ド・カスティヨンというアペラシオンの概念を覆す一本となっています。

4,359  円~

タイプ

あなたの評価

テイスティングノート

3件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

赤系果実

赤系果実

1 レッドチェリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 ドライイチジク
花

1 ドライローズ
発酵・乳製品

発酵・乳製品

2 ブラックフォレストケーキ
1 醤油
土・森の下草

土・森の下草

1 キノコ
1 湿った土
1 マッシュルーム
1 枯葉
1 腐葉土
焦げ臭

焦げ臭

1 ホワイトチョコレート
1 コーヒー
1 エスプレッソ
スパイス

スパイス

1 黒コショウ
酒類

酒類

1 ブラックベリーリキュール
1 カシスリキュール
1 クレーム・ド・カシス

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

2 タバコ
1 薬箱
1 コーヒー
1 エスプレッソ

ユーザーコメント

グレートヴィンテージと見紛うほどのパワーがあり、あまり良い年ではなかった11年ヴィンテージでもこれほどのポテンシャルを引き出せるのかと感心する。これまで飲んだ3ヴィンテージともにクオリティが高く、ヴィンテージに左右されない安定感があり、それでいて非常にリーズナブルな金額なので、コスパは間違いなく最高峰。香りは力強く、トップノートにはクレーム・ド・カシスのような甘やかな果実香とマッシュルームから抽出したエキス感あるアーシーさが感じられ、荒々しさはないが黒胡椒やエスプレッソの樽香も強く、枯葉や腐葉土の複雑味もある。口に含むと、香りの印象よりもさらにパワフルで、アタックの果実味の驚異的な強さに圧倒される。フルボディでロースト感もしっかりとあり、アルコール度数も14.5%と高めで、非常に飲みごたえのあるワイン。甘味も無いことはないが、果実味やロースト感に押されてかなり控えめに感じられるが、酸味は負けることなくしっかりとあり、熟成ポテンシャルも十分に感じられる。タンニンは滑らかで収斂感はないものの、まだまだ重く、数杯飲むとずっしりと感じられる。余韻はタバコのスモーキーさとエスプレッソのしっかりとしたロースト感がある。

¥.$.

ヴィンテージ:2011年
評価日:2023年05月02日

まだ若いヴィンテージだが、少し熟成感が感じられ、リキュール感やドライローズの香りがしっかりと感じられる。ただ、タンニンはまだ重く、飲み頃とは言えない。果実味も酸味も強く、熟成感はあれど枯れた印象はまったくなく、じっくりと寝かせられるポテンシャルは感じられる。香りは、レッドチェリーやカシスのチャーミングでリキュール感を伴う果実香とドライローズの香りが強く、わずかに感じられるチョコレートのような甘いニュアンスとリキュール感が合わさり、ブラックフォレストケーキのような印象になる。他にも湿った土の印象もあり、控えめにコーヒーのニュアンスも感じられる。口に含むと、香りの印象どおりにしっかりとした酸味を伴う強烈な果実味があり、ほのかな甘味もあってバランスが良い。香りの時点でもロースト香は控えめだったが、味わいもロースト感は控えめでブドウ自体のポテンシャルを存分に味わえる。余韻にはタバコのスモーキーさが出てきて、コーヒーのニュアンスもあるが、終盤になるとタンニンの存在感が強まり、余韻もタンニンにかき消されているのは否めない。素晴らしいワインなのは変わりなく、飲み頃が待ち遠しいワイン。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2023年03月20日

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