今年飲んだレ・ラニャイエの16年同様、想像以上の複雑味で感銘を受けたブルネッロ。こちらのほうがやや衝撃は弱いが、素晴らしいワインであるのは間違いない。香りは、ブラックチェリーやマラスキーノチェリーのようなチェリー系のはっきりとした果実香があり、リコリスやマロングラッセといった栗系の甘いニュアンス、他にもローズマリーや黒土、インクなど、熟成を経ずとも複雑味を楽しめるアロマ。口に含むと、ミディアムボディの優しいアタックで、終始強い果実味が印象的なのと、やはり栗っぽさのある甘味も感じられる。タンニンは若いヴィンテージと思えないほど滑らかで軽く、何杯も飲めば多少は存在感が出てくる程度で早飲みでも楽しめる。余韻は長くはないが、石灰とマロングラッセの甘いニュアンスが感じられるとともに、終盤はややロースト感も出てくる。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Brunello di Montalcino
ガヤは、17世紀半ばにカタルーニャ地方からピエモンテに移住したガヤ・ファミリーによって創設されました。アンジェロ氏の祖父母が品質重視のワイン造りを始め、その後、アンジェロ氏の父が革新的な改革を行い、イタリアワイン界のトップとしての地位を確立しました。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造るために選ばれたのが、歴史ある「ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ」地区。ここでは、スタンダードなブルネッロに加え、畑ごとに異なるキュヴェが生産されます。その中でも、畑名のつかない「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は、「ロッソ・ディ・モンタルチーノは造らない」と語るガヤの情熱とこだわりが詰まったワインです。土壌の個性を反映し、バランスの良い果実味と絹のようなタンニンを持ち合わせ、長期熟成にも耐えるポテンシャルを秘めています。
10,890 円~
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サンジョベーゼ:100%
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ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年06月21日