
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ リペ・アル・コヴェント
Brunello di Montalcino Riserva Ripe al Convento
フレスコバルディ家は1000年以上の歴史を誇り、トスカーナ地方の歴史と密接に関わってきた名門です。中世にはフィレンツェの繁栄期に英国王室の財務管理を担い、ルネッサンス期には芸術家の支援を行うなど、多岐に渡り活躍しました。ワイン造りにおいても700年以上の歴史を持ち、2020年にはガンベロロッソのワインガイドでイタリア約2500を超えるワイナリーの中から頂点に選ばれました。数あるエステートの中でも、モンタルチーノにあるカステルジョコンドは、180~400mの標高に位置し、241haのブドウ畑を含む、総面積815haの広大な土地を所有しています。この地のテロワールは複雑なアロマ、力強さ、しっかりとした骨格を持つ高貴なワインを生み出すのに最適です。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ リペ・アル・コヴェントは、モンタルチーノにあるカステル・ジョコンドのエステート内で、標高450mに位置する「リペ・アル・コヴェント」という単一畑のサンジョヴェーゼ100%から造られます。この畑は1800年代からワイン造りが行われてきた歴史ある区画で、ガレストロ土壌と午後の日差し、地中海性の風といった好条件が揃っています。ブドウは畑で厳選された後、手摘みで収穫され、さらに醸造所でも厳格な選果が行われます。ステンレスタンクで温度管理しながら発酵させ、特に初期段階では頻繁にポンピング・オーバーを実施することで、色素と構造成分の抽出を促します。その後、スロヴェニア産オークの大樽とフレンチオーク樽で収穫から6年目の1月1日まで熟成させ、瓶内熟成を経てリリースされます。この長期熟成により、優れた安定性と複雑な香りと構造が生まれます。深いルビーレッドの色調に繊細なガーネットの輝きを帯びた外観で、ブラックベリーやプラムのジャムのようなフルーティーな香りに、コーヒーやキナの樹皮を思わせる香りが重なります。黒胡椒や黒鉛のようなミネラルの香りと共に、塩や木のニュアンスが余韻に現れます。力強いタンニンは滑らかでエレガントさも兼ね備え、素晴らしいバランスと長い余韻が特徴です。熟成ポテンシャルも高く、時間の経過と共に更なる進化を遂げるワインです。
19,644 円~
生産地
タイプ
品種
サンジョベーゼ:100%
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