イル・マッロネート ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

Brunello di Montalcino

イル・マッロネートは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産地として名高いモンタルチーノ地区北部に拠点を置く、老舗ワイナリーの一つです。1974年に弁護士であったジュゼッペ・モーリ氏によって設立され、モンタルチーノで最も歴史あるワイナリーの一つとして知られています。今日ではブルネッロのトップ生産者として高い評価を得ており、特に単一畑から造られる上級キュヴェは世界的に注目されています。イル・マッロネートのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、伝統的なスタイルを忠実に守り、テロワールの個性を表現したワイナリーのスタンダードなワインです。畑はモンタルチーノの城壁に近い、標高約400mの冷涼な北向き斜面に位置します。この立地と、粗い砂質土壌を主体に石灰岩やガレストロなど多様なミネラルが混在する土壌が、ワインに芳香と優雅さ、バランスをもたらします。栽培はサンジョヴェーゼのみに特化し、植樹間隔にも配慮しながら、除草剤や化学物質を一切使用せず、自然な草生栽培を取り入れるなど、環境とブドウ樹への負担を最小限に抑えるアプローチを採っています。醸造においては、ステンレスタンクで約12日間発酵させた後、2500Lのオーク大樽で約39ヶ月間、さらに瓶内で10ヶ月間という長期間の熟成を経てリリースされます。このように丁寧に造られたワインは、サンジョヴェーゼ特有の香り高いアロマとしっかりとした骨格を備えつつ、非常にエレガントな仕上がりです。豊かな果実味、繊細で上質なタンニン、美しい酸が見事に調和し、複雑で深みがありながらも、均整の取れた優美な味わいを楽しむことができます。

在庫なし

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アロマチャート

アロマの詳細

赤系果実

赤系果実

1 ラズベリー
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

1 ディル
土・森の下草

土・森の下草

1 乾いた土
動物系

動物系

1 レザー
焦げ臭

焦げ臭

1 ホワイトチョコレート
スパイス

スパイス

1 ナツメグ
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 マニキュア
1 ワックス

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 コーヒー
1 ストロベリー
1 ホワイトチョコレート
1 石灰

ユーザーコメント

良い造り手のグレートヴィンテージは、スタンダードキュヴェでもやはり驚くほどクオリティが高い。39ヶ月も樽熟成しながらも、樽香をあまり感じさせないクラシカルな造りで、ブドウ本来のポテンシャルがいかんなく発揮されている。香りは、トップノートにはホワイトチョコレートや乾いた土など、モンタルチーノのテロワールを感じさせる香りがあり、ラズベリーなどの赤系果実やレザー、ワックス、ナツメグなど、サンジョベーゼらしい香りもしっかりとある。口に含むと、アタックは果実味がしっかりあるな、くらいの印象だが、一拍置いて一段階ギアが上がったようにグンと果実味が伸び、余韻までもそのパワフルな果実味が伸び続ける。パワフルながら荒々しさはなく、どこまでいってもエレガント。サンジョベーゼらしい酸味もしっかりとあるが、果実味の強さや丸みのある甘味、ミネラルに隠れ、トータルでは穏やかな印象に落ち着く。タンニンは滑らかで収斂感も無く、すでに飲み頃を迎えていると言ってもよいくらい馴染んでいる。余韻にかけては少しだけコーヒーのようなロースト感が出てくるが、エレガントさは損なわず、飲みごたえを追加してくれる。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2025年04月10日

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