かなり濃い色合いのロゼシャンパーニュ。樽香はマイルドで、余韻にトースト香が感じられる程度で程よい。香りは、キウイフルーツや熟したラズベリーの力強い果実香があり、ヨーグルトのような乳酸系の柔らかいノートも特徴的。他にもスイカズラやわずかに蜂蜜のニュアンスもある。口に含むと、香りの印象どおりの味わいで、強い果実味と酸味、ほのかな甘味のバランスが良い。粘性やミネラルはあまり感じず、ボディはライト寄りで、樽が効きすぎていないこともあってしっかりした味わいながらまったく飲み疲れない。樽頼みでなく満足度の高いシャンパーニュで非常に好みに合うワインだった。

ロゼ エフュジオン N.V.
Rosé Effusion N.V.
「ムーセ・フィス」は、キュイル村のマルヌ川の渓谷を拠点を構えるレコルタン・マニピュランです。ムーセ家は1629年からブドウ栽培をしており、1923年からキュイル村でドメーヌとして元詰を始めました。畑は南向きの斜面に広がり、ムニエの栽培に適した独特のテロワールを持ち、ムーセ家はムニエとこのテロワールを際立たせるために努力してきました。環境に配慮した醸造法を取り入れ、合成農薬不使用の持続可能な生産を実践しています。「ロゼ エフュジオン」は、ムニエ92%(12%はムニエの赤ワイン)、ピノ・ノワール8%のブレンドで、ドサージュは8g/L。
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ヴィンテージ:N.V.
評価日:2022年07月23日
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