アルジャーノ ソレンゴ

ソレンゴ

Solengo

アルジャーノの「ソレンゴ」は、1995年に誕生したスーパータスカンで、サッシカイアやオルネライア、ティニャネロを生み出したジャコモ・タキス氏によって生み出されました。1992年から所有者となったノエミ・マローネ・チンザノ伯爵夫人は、潤沢な資金力を活かし、ブドウ畑の拡大やセラーの改装を行い、そしてジャコモ・タキス氏をコンサルタントに迎え、着実に評価を高めてきました。モンタルチーノ最南端地区に位置するアルジャーノの畑には、サンジョベーゼの他に、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、シラーといった国際品種が植えられていて、ソレンゴもボルドー品種を中心に構成されています。現在は、世界五大醸造家に選ばれたアルベルト・アントニーニがコンサルタントを務め、化学肥料の極力の制限やビオディナミの試験的な取り入れなど、高品質なワイン造りにより磨きをかけています。

9,680  円~

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アロマチャート

アロマの詳細

黒系果実

黒系果実

2 カシス
1 ブラックチェリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 マラスキーノチェリー
花

1 バラ
植物・野菜

植物・野菜

1 ピーマン
ドライハーブ等

ドライハーブ等

1 タバコ
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 ミルク
1 醤油
土・森の下草

土・森の下草

1 黒鉛
動物系

動物系

1 レザー
焦げ臭

焦げ臭

2 コーヒー
1 マロングラッセ
1 ホワイトチョコレート
スパイス

スパイス

1 黒コショウ
1 クローヴ
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 樟脳

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 コーヒー
1 タバコ

ユーザーコメント

色合いはまだ縁にが褐色がかり始めたくらいで、香りも完全な熟成香ではないが、味わいはやや酸味が突出していて、ここから酸味も落ち着いていくのか、あまり熟成ポテンシャルが無かったのか迷うところ。ボディもまだ厚みがあり、タンニンも溶け込みきってはいない。香りは、トップノートがスパイシーで、クローヴや樟脳の癖のあるトップノート。その後にホワイトチョコレートやミルクの甘い香り、タバコやコーヒー、醤油のニュアンスも感じられる。カシスやマラスキーノチェリーなどの果実香は、まだ若干の瑞々しさも感じられる。口に含むと、やはり醤油のニュアンスを含む塩っぱさを感じる酸味がアタックから印象的で、それに対しては果実味が穏やかになりすぎていて少しバランスが悪い。熟成による甘味は感じられるので、それが「美味しい」と言えるバランスを保っている。余韻はタバコのスモーキーなニュアンスがわずかに感じられるが、最後まで酸味の印象が残って打ち消されてしまう。

¥.$.

ヴィンテージ:1999年
評価日:2022年08月21日

途轍もないポテンシャルを感じさせてくれる素晴らしいスーパータスカン。若いヴィンテージだし、抜栓直後は閉じていてピーマンのような若干青いニュアンスが気になったが、たちまちに開いて現時点でもかなりの複雑味を見せてくれた。香りは、カシスやブラックチェリーなどの少し酸味を感じるしっかりとした果実香があり、最初のうちは黒胡椒やレザー、黒鉛、ピーマンなど少し尖ったアロマだったが、時間が経つとバラの華やかさやコーヒーの重み、マロングラッセのような甘いノートが足されてバランス良く、複雑なアロマになる。口に含むと、アタックから果実味の強さに圧倒され、一口でそのポテンシャルが理解できる。果実味の衝撃が収まると、良質なサンジョベーゼの甘味かトスカーナのテロワールの甘味か、栗系の甘味もわずかに感じられる。果実味に負けないくらい酸味もしっかりで、さすがにタンニンはまだまだ重たくフルボディだが、酸味のおかげでキレが良く飲み疲れない。余韻にはまろやかなコーヒーの風味が長く残る。ブルネッロの名手だけあってかどことなくブルネッロ感もあり、これぞスーパータスカンという良い出会いだった。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年08月04日

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