若干の工業感はあるものの、セカンドワインとしては十分なクオリティだと思う。若いながらタンニンが驚くほどに馴染んでいて、1本飲みきってもほとんど気にならず、早飲みに非常に適したワイン。香りは、トップノートにバタリーなニュアンスがやや浮いていて気になるが、その他はジューシーさを感じるブルーベリー、タバコ、西洋杉、黒胡椒のバランスが良く力強い。口に含むと、酸味の効いたチャーミングな果実味があり、少しキャンディっぽくも感じられる。甘味はほとんど無い。タンニンは滑らかで軽く、ボディもミディアム程度でボルドーにしては軽やかなスタイル。余韻にもやはりバタリーなニュアンスが感じられるが、主体はタバコのスモーキーな風味。樽がしっかりと効いているが、ブドウのポテンシャルとマッチしていて良い塩梅。

バロン・ド・ブラーヌ
Baron de Brane
シャトー・ブラーヌ・カントナックは、マルゴー村に位置するメドック格付け第2級シャトーです。18世紀に「ゴルス」という名で設立されたシャトーは、1833年にブラーヌ男爵に購入され、男爵の名を冠したシャトー名に変更されました。現在は名門リュルトン家が所有し、アンリ・リュルトンによる妥協なきワイン造りが行われ、2級シャトーの中でも急成長を見せています。バロン・ド・ブラーヌは、ブラーヌ・カントナックのセカンドワインで、かつての所有者であったブラーヌ男爵へのオマージュで命名されています。ファーストラベルよりも若樹のブドウを使用し、新樽比率は30%に抑え、熟成期間も12ヶ月と短くしてブドウらしさを引き出しています(ファーストは新樽比率60%で18ヶ月熟成)。
4,983 円~
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ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年08月31日