メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、フランのボルドーブレンドだが、トスカーナのテロワールの影響か、サンジョベーゼっぽい酸味が特徴的に感じられた。熟成感はそこそこにあるが、まだまだピーク感はなく、ドライフルーツに変化した程度の頃合い。熟成によってこなれてパワフルさは無いものの、元々のアルコール度数が14.5度と高めなため、なかなかに飲みごたえがある。香りは、トップノートにドライチェリーの酸味の効いた香りとドライローズ、梅紫蘇など、熟成感が感じられるドライなアロマに迎えられる。他にもシシトウやメントールなど、インク、ディル、チョコレートなど、複雑でボルドーとは違った個性が感じられる。口に含むと、アタックは柔らかく、果実味も酸味も落ち着いた印象だが、伸びが良く、中盤からは熟した甘味も加わって深みのある味わいが楽しめる。ドライフルーツの熟成感はあるが、酸味がしっかりとあってまだフレッシュな印象も強い。タンニンは十分に溶け込んでいてほとんど気にならず、ボディもミディアム程度で飲み疲れないが、アルコール度数があり、一杯の満足度は高い。余韻もドライチェリーの爽やかな酸味が効いた印象。

ジュスト・ディ・ノートリ
Giusto di Notri
トゥア・リータは、1984年にヴィルジリオとリータ夫妻によって設立された、トスカーナ州スヴェレートに位置する家族経営のワイナリーです。当時、スヴェレートはワイン産地としては無名でしたが、夫妻はこの土地が持つワイン造りのポテンシャルに着目しました。世界的に著名な醸造家ルカ・ダットーマをコンサルタントに迎え、高品質なワイン造りを追求しています。「ジュスト・ディ・ノートリ」は、そんなトゥア・リータが初めて世に送り出した、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランをブレンドしたボルドースタイルのワインです。ワイナリーのフラッグシップであるメルロ100%の「レディガフィ」と並び、高い評価を受けています。栽培においては、区画ごとに最適な収穫時期を見極めるため、収穫期間中に担当者が複数回畑を巡回し、厳選したブドウを使用しています。小樽で発酵から熟成まで行い、バリック(新樽と一年使用樽)で18~19ヶ月熟成されます。その結果、力強く複雑で、凝縮した果実味とスパイス感が特徴のワインに仕上がっています。
10,780 円~
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植物・野菜

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ミネラル

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ヴィンテージ:2009年
評価日:2024年11月08日