ムルソー村のブドウ100%なのでムルソーに似ていて、プチ・ムルソーとしてはコスパ良く優秀なワイン。5年以内に開けるのが推奨されているとおり、フレッシュなムルソーの魅力が詰まっている。香りは、グレープフルーツやマンダリンオレンジのピール感のある柑橘系果実香を主体に、ほのかにキャラメルやヘーゼルナッツの樽香がふくよかさを感じさせ、少しオイリーにも感じるほどしっかりとミネラルも感じられる。他にもアカシアの華やかさや白胡椒のスパイシーもあり、複雑味も十分。口に含むと、若いヴィンテージらしい強い酸味が印象的だが、果実味も強く、ほのかな甘味が粘性の高い分厚いボディに乗って伸びが良いため、バランス良く、そして非常にパワフルな味わいに感じられる。余韻は、まずキャラメルやヘーゼルナッツの樽由来のほのかに甘い風味が感じられ、次にチョークや濡れた石のようなミネラルが感じられ、長く続く。香りから余韻まで一貫性があり、バランスも良く、樽の風味は控えめで、ブドウ自体のポテンシャルをしっかりと感じられる素晴らしいワイン。

ブルゴーニュ・コート・ドール シャルドネ
Bourgogne Côte d’Or Chardonnay
ドメーヌ・ミシュロは、17世紀末から7世代に渡りムルソー村でブドウ栽培を続ける歴史あるドメーヌです。1960年代にベルナール・ミシュロがネゴシアン販売からドメーヌ元詰めに転換したことが、ムルソーワイン全体の評価向上に大きく貢献しました。ベルナール・ミシュロの娘3人は畑を相続し、そのうちジュヌヴィエーヴとその娘はドメーヌ・ミシュロから独立。残るシャンタルとオディール、そしてオディールの夫であるジャン=フランソワ・メストルがドメーヌを運営し、現在ではムルソー村を中心に19ヘクタールの畑を所有する一大ドメーヌへと成長しました。現在は息子のニコラへと世代交代が進み、ビオロジック農法など新たな試みを取り入れています。ドメーヌ・ミシュロのブルゴーニュ・コート・ドール シャルドネは、ACムルソー・ヴィラージュとの境目付近に位置するムルソー村内の区画から収穫されたシャルドネを100%使用しています。粘土と石灰岩が混じる土壌で、下層土は砂利質です。一級畑や特級畑と同様に土壌は耕作され、部分的に草を生やすことで、ブドウの生育環境を整えています。畑の面積は3.38ヘクタールで、南東向きの斜面に位置しています。樹齢は10年から70年のブドウが混植されています。醸造においては、ヴィラージュやプルミエ・クリュと同様の手法を採用しています。新樽は使用せず、500リットルのデュミ・ミュイを使用します。繊細な前菜やフォアグラとの相性が良く、瓶詰めから2~5年間が飲み頃です。
4,840 円~
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シャルドネ:100%
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柑橘系果実

花

ミネラル

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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2019年
評価日:2024年11月20日