ムルソー村のシャルドネで造るブラン。とろみのあるミネラルではなく、パリッと張り詰めたようなミネラルが特徴的で、どちらかといえばピュリニーに近い印象。樽は控えめで、複雑味は弱いが、ブドウ本来のポテンシャルが存分に発揮された造りも好印象。余韻こそカスタードクリームやカラメルのニュアンスが熟成のヒントを感じさせるものの、まだ若く、もう少しコクが出てほしいが、荒々しさは無く、果実味の伸びも良いので、早飲みでも十分楽しめる。香りは、トップノートはグレープフルーツの果皮を強く感じ、ミドルノート以降は、濡れた石のようなミネラル香や砂糖漬けにした洋梨、スイカズラなどが感じられ、バニラ香とは違った甘いトーンが感じられる。口に含むと、アタックはグレープフルーツを食したような強い酸味から始まり、少し置いてから果実味がぐんぐん伸びてきて、中盤以降は酸味にも負けない充実した果実味が感じられる。甘味はあるが、果実味由来であり、酸味も強いことからかなり控えめに感じられる。余韻は、ミネラルに加え、わずかにカスタードクリームの甘い風味が感じられ、長く残る。

ブルゴーニュ・コート・ドール
Bourgogne Côte d'Or
ミシェル・ブーズローは、ブルゴーニュ地方のムルソー村で7世代にわたりブドウ栽培を行う名門ドメーヌです。1999年に現当主のジャン・バティスト氏が参画して以来その評価を飛躍的に高め、フランスの有力なワインガイドで最高評価の三つ星に昇格するなど、大きな注目を集めています。ブルゴーニュ・コート・ドールは、ACブルゴーニュよりも厳しい規定が設けられたアペラシオンで、ミシェル・ブーズローのブルゴーニュ・コート・ドールは「ムルソー村名ワインの品質」とも評されるワインです。使用するブドウは、ムルソー村とピュリニィ・モンラッシェ村にある粘土石灰質土壌の畑から収穫されます。栽培においては化学薬品を使用せず、手摘みによる収穫や厳しい収量制限を徹底することで、健全で凝縮したブドウを得ています。醸造は自然酵母で発酵させ、新樽率15%の樽で12ヶ月間熟成させた後、さらにタンクで2ヶ月間熟成を行い、ワインを落ち着かせます。その味わいは、しっかりとした骨格とフィネスを兼ね備えたエレガントなスタイルが特徴です。オイリーな質感とレモングラスのような風味が感じられる、ドライで長い余韻が楽しめます。
6,270 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

加工・ドライフルーツ

花

ミネラル
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2020年
評価日:2025年06月26日