若いヴィンテージだが、色合いは完全に琥珀色になり、すでにピークは越えてしまったような頃合い。非常に酸味が強く、熟した凝縮感のある味わいでなかったら、酸っぱすぎだっただろう。香りは、トップノートからキャラメルやカスタードクリームの甘い熟成香がはっきりとあり、熟した洋梨や青リンゴの爽やかな果実香もあってバランスは良い。口に含むと、アタックから想像以上の酸味があり、余韻まで梅のような酸っぱさが感じられる。ただ、凝縮感ある果実味に熟した甘味も加わり、酸っぱいだけでない意外とバランスの取れた面白い味わいではある。余韻も酸味だけでなく、カスタードクリームの甘い風味も感じられ、どちらも長く続く。

ブルゴーニュ シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ
Bourgogne Chardonnay Vieilles Vignes
ピエール・ラペは、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに約9haの畑を所有する、ブルゴーニュ地方の伝統と深い関係を持つドメーヌです。その歴史は500年以上前に遡り、現在はシャトー・ド・ラトゥールのオーナーでもあるフランソワ・ラベ氏が運営しています。1992年以来ビオロジック栽培を実践し、2015年からはビオディナミを導入するなど、環境に配慮したワイン造りを実践しています。「ブルゴーニュ シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、このドメーヌが生み出す白ワインの卓越性を表すワインです。ボーヌ村にある樹齢約40年の古樹のブドウを使用し、野生酵母で3ヶ月かけて発酵させています。350Lの樽(新樽20%)で20ヶ月熟成されています。鮮やかな黄金色をしており、黄色の果肉を持つフルーツ、柑橘類、ほのかなバニラの香りが複雑に絡み合った香りが印象的です。口に含むとエレガントな味わいで、しっかりとした骨格を持ち、素晴らしいフレッシュさと、ブルゴーニュのテロワールを反映した心地よいミネラル感が楽しめます。いきいきとした酸とミネラルを思わせる風味の豊かさが特徴で、ほのかに樽のニュアンスも感じられ、エレガントなスタイルに仕上がっています。
5,830 円~
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シャルドネ:100%
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寒冷地の果実

発酵・乳製品

樹木

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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2019年
評価日:2025年01月06日