シャルドネの亜種のシャルドネ・ミュスカという希少品種100%のブルゴーニュ・ブラン。そのせいかあまりブルゴーニュらしさは感じられない。若いヴィンテージながら色合いは完全に黄金色になり、熟した甘味が全開ですでにピークを越えている。香りは、熟した梅やライムピール、フェンネルやセロリのようなアーシーなビオっぽさ、カシスの葉やラムネのような爽快な香り、そして菩提樹の花のような少しボタニカルな香りもあり、およそブルゴーニュ・シャルドネとは思えない独特なアロマ。口に含むと、アタックから甘味が真っ先に感じられ、酸味が控えめなことも相まって、強度以上に甘味の印象が強い。果実味は中庸。終盤にかけて茶葉のような渋味がニュアンス程度に出て、これもビオを思わせる。余韻はその渋味に加え、蜂蜜の甘い風味が長く続く。面白みはあふが、好みが分かれるワイン。

ブルゴーニュ ブラン
Bourgogne Blanc
ドメーヌ・クリストフ・ブヴィエは、ブルゴーニュ地方マルサネの名門ブヴィエ家のクリストフ・ブヴィエ氏によって2010年に設立されました。クリストフ氏は父レジス氏のドメーヌで1998年から研鑽を積んでいましたが、自身が強く望む実質的なビオロジック栽培への転換が難しかったことなどから独立を決意。叔父であるベルナール氏(ドメーヌ・ルネ・ブヴィエ当主)の協力を得て、自身のドメーヌを立ち上げました。「化学肥料、除草剤、殺虫剤を使用しないことで、ワインの香りは花開き、口当たりはよりピュアに、味わいはより滋味深く、ミネラリーになります」と語るクリストフ氏は、環境と品質を両立させるワイン造りを目指しています。ブルゴーニュ ブランは、クシェ村に位置する僅か0.2ヘクタールの区画「アン・オーヴォンヌ」のブドウから造られます。この畑は石灰質土壌が特徴で、ワインに豊かなミネラル感をもたらします。使用されるブドウは、樹齢約35年のシャルドネ・ミュスカテ100%で、これは非常にアロマティックな個性を持つ希少品種です。クリストフ氏は「ぶどうに極力負荷をかけない、ナチュラルな醸造」を信条としており、ワインは新樽率25%で12ヶ月間熟成されます。その結果、エキゾチックな香りが際立ち、ピュアな口当たりと滋味深い味わい、そして石灰質土壌由来のミネラル感が特徴的なワインが生み出されます。
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シャルドネ:100%
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ヴィンテージ:2019年
評価日:2025年06月02日
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