A.C.ブルゴーニュとは思えないほどのクオリティ。実際に使われているブドウはシャサーニュ・モンラッシェ村のシャルドネ100%。村名クラスでも上澄みに入るレベルだと思う。ミルキーなミネラルが香り、味わい、余韻まで終始心地良く感じられる。新樽は使わず、5,6年使用樽で熟成されていて、ブドウ本来とテロワールの恩恵をストレートに楽しめる。また、若いヴィンテージで、柑橘系果実を思わせる強い酸があるが、ミネラルのまろやかさのほうが勝っていて、甘味のほうがむしろ印象的にすら感じられ、早くから楽しめるスタイルに仕上がっている。香りは、トップノートは白桃の甘やかな果実香で、すぐにレモンやその皮、オレンジの皮など、ピール感のしっかりとした柑橘系果実香が主体となる。他にもスイカズラのような花の香りもはっきりとあり、香りの時点でもミネラルを感じられる。口に含むと、ミネラル感が強いアタックから厚みのあるボディが印象的で、それに乗ってまず甘味から始まり、一拍置いてから果実味と酸味がついてくる。強度は圧倒的に果実味や酸味のほうが強いが、印象は甘味で、ミネラルにフレーバーが付いているような感覚。ただ、甘すぎることは無く、バランスは良い。

ブルゴーニュ シャルドネ
Bourgogne Chardonnay
ドメーヌ・ベルナール・モロー・エ・フィスは、フランスのブルゴーニュ地方、シャサーニュ・モンラッシェ村に拠点を置くワイナリーです。その歴史は1809年にオーギュスト・モローが最初のセラーを建てたことに遡ります。1960年代初頭に3代目当主ベルナールがドメーヌを引き継ぎ、その当時わずか14歳でありながら、1970年代には高い評価を確立し、トップ生産者としての礎を築きました。2000年からは4代目のアレクサンドルとブノワ・モロー兄弟がドメーヌの運営を引き継ぎ、アレクサンドルは主にブドウ栽培を、ブノワは主に醸造を担当し、その評価はさらに高まっています。ドメーヌ・ベルナール・モロー・エ・フィスの「ブルゴーニュ シャルドネ」です。AOCブルゴーニュの格付けで、シャサーニュ・モンラッシェの若木から収穫されたブドウが使用されています。このワインに使用されるブドウの3分の2はバタール・モンラッシェの東側、ピュリニー村との境界から、3分の1はシャサーニュのプルミエ・クリュの境界のヴィラージュの畑から収穫されたものです。シャサーニュ・モンラッシェの特徴である黄色い果実やシナモン、ミネラルを感じる、リッチでバランスの取れたワインに仕上がっています。クリーンで緻密な林檎の花と柑橘系果実の香りを帯びたブーケがくっきりと香り、ピンと張りのあるフレッシュな味わいで、ほろ苦いレモンの風味がほんのりと飲み始めに香り、見事な酸と塩味のある後味が広がります。このワインの醸造においては、5〜6年物の樽で100%樽発酵され、熟成には新樽は使用されていません。
6,600 円~
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シャルドネ:100%
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アロマの詳細

柑橘系果実

温暖地の果実

花

ミネラル
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2020年
評価日:2025年01月26日