甘さ控えめの優しい味わいでアペリティフ向きのブルゴーニュ・ロゼ。ワイン単体で飲むには少し物足りない。香りは、ラズベリーやストロベリーの赤系果実香を中心に、レモンピールやわずかにライチのシロップ感ある甘いニュアンスも感じられ、タイムやヴァーベナのフレッシュなハーブ香も印象的。口に含むと、果実味や酸味、ボディは中庸で、赤系果実の優しい味わい。中盤からはライチのような甘味のある味わいが少しだけ加わり、強度は低いが甘味はしっかりとそこに存在している不思議な感覚を覚える。タンニンはまったく感じず、淡いサーモンピンクの色合いとも一致している。余韻は、ストロベリーを主体に、ライチの甘味や火打石のややスモーキーなミネラル感も感じられるが、優しい味わいに比例し、比較的あっさりと終わる。香りから余韻まで一貫性があり、料理と合わせやすいワイン。

ブルゴーニュ ロゼ キュヴェ・サクラ
Bourgogne Rosé Cuvée Sakura
ドメーヌ・シュヴロは、コート・ド・ボーヌ最南端のマランジュ村に拠点を置く家族経営のドメーヌです。現在は醸造学を学んだパヴロとヴィンセントのシュヴロ兄弟が運営し、2008年には有機農業の認証を取得。馬による耕作や緑肥の導入など、「土地と自然に敬意を払うこと」を理念としたテロワールに忠実なワイン造りを実践しています。ブルゴーニュ ロゼ キュヴェ・サクラは、日本の桜をイメージして造られる特別なワインです。かつては赤ワインの副産物でしたが、現在は「ロゼのためのロゼ」という哲学のもと、その年に最も適した区画のピノ・ノワールを厳選し、直接圧搾法で醸造されます。フレッシュな果実香を活かすため、樽での熟成期間は3ヶ月と短く設定。さらに、通常より頻繁なバトナージュ(澱のかき混ぜ)を行うなど、このワインならではの特別な醸造工程を経て造られます。桜を思わせる淡く美しい色合いで、赤スグリや野イチゴといった赤い果実と花の香りが重なります。しっかりとした果実味とボリューム感がありながら、酸味とのバランスが絶妙に融合した、非常にクリーンな味わいです。
5,346 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

トロピカルフルーツ

赤系果実

花

フレッシュハーブ

焦げ臭
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2021年
評価日:2025年08月11日