シャトー・デュ・テルトル

シャトー・デュ・テルトル

Château du Tertre

シャトー・デュ・テルトルは、メドック格付け5級のワインで、ボルドーの格付けシャトーの中でもお値打ちな存在です。近年、所有者のシャトー・ジスクールによる改革により、高品質なワインへの進化が見られ、特に果実味が豊かで力強いアタックが特徴です。ブドウ畑は砂利質土壌で構成され、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドの品種が栽培されています。ワインは手摘みで収穫され、コンクリートタンクや木樽、ステンレスタンクを用いて発酵され、フレンチオークで熟成されます。ラズベリーやスパイスのアロマ、滑らかなタンニン、酸味のバランスが魅力です。シャトー・デュ・テルトルはマルゴー地域に位置し、高台にあるため、特別な気候条件がワイン造りに寄与しています。価格と品質のバランスが取れたワインとして、ボルドーワイン愛好者に支持されています。

6,290  円~

タイプ

あなたの評価

テイスティングノート

21件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

柑橘系果実

柑橘系果実

1 ベルガモット
温暖地の果実

温暖地の果実

1 メロン
赤系果実

赤系果実

4 ラズベリー
2 プラム
黒系果実

黒系果実

12 カシス
8 ブラックベリー
4 ブラックチェリー
2 ブラックプラム
2 ブルーベリー
1 ブラックオリーヴ
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 ドライチェリー
1 煮詰めた黒系果実
1 ドライカシス
花

4 ドライローズ
3 バラ
3 ラベンダー
1 スミレ
1 赤い花
1 ポプリ
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

3 ハーブ
3 ローズマリー
1 ローリエ
1 ミント
1 メントール
ドライハーブ等

ドライハーブ等

2 タバコの葉
2 タバコ
1 干し草
1 紅茶
1 シガー
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 シフォンケーキ
1 マロンクリーム
1 トースト
1 ミルク
ミネラル

ミネラル

1 石灰
1 岩塩
1 チョーク
1 鰹節
土・森の下草

土・森の下草

2
1 森の下草
1 トリュフ
1 乾いた土
1
1 黒鉛
1 鉛筆の芯
1 焦土
1 キノコ
動物系

動物系

1 レザー
1 なめし革
樹木

樹木

4 オーク
1 焦げた木
1 西洋杉
1 サンダルウッド
焦げ臭

焦げ臭

6 コーヒー
2 キャラメル
2 黒蜜
1 チョコレート
1 ホワイトチョコレート
1 スモーキー
スパイス

スパイス

3 スパイス
2 黒コショウ
2 白コショウ
1 ナツメグ
1 リコリス
1 クローヴ
1 バニラ
1 コショウ
1 シナモン
1 アニス
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 樟脳
酒類

酒類

1 クレーム・ド・カシス

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

3 コーヒー
3 タバコ
3 石灰
2 醤油
2 チョコレート
2 薬箱
1 バニラ
1 ミネラル
1 海苔
1 黒鉛
1 ローズマリー
1 黒土
1 カシス
1 ミルクコーヒー
1 甘栗
1 チョーク
1 ドライローズ
1 干し草

ユーザーコメント

グレートヴィンテージの中でも、驚くほどのポテンシャルを備えた逸品。熟成感は余韻にわずか程度感じられるが、まだまだ熟成ポテンシャルを秘めつつ、タンニンはすでに十分溶け込んでいて、今から長い期間楽しめる状態にある。テルトルにしては樽がしっかりと効いた造りだが、それも納得のブドウ本来の力が感じられる。ただ、荒々しさやロースト感はあまり無く、それを含めて飲み頃に入っている。香りは、トップノートにキノコや林床など、マルゴーらしい湿ったニュアンスが感じられるが、ミドルノートからはカシスの瑞々しい果実香とコーヒーやタバコ、黒コショウなどの樽香が支配的になり、ラストノートはローズマリーなどのハーブ香があり、トップノートを嗅いでいなければポイヤックと感じたかもしれない。口に含むと、アタックから果実味の爆発とでも言おうか、圧倒されるほどのブドウのポテンシャルが溢れ出ていて、余韻まで非常に伸びが良い。酸味や甘味はあるにはあるが、果実味が圧倒的で控えめに感じられる。余韻にはわずかに醤油のような熟した旨味がありつつ、コーヒーやタバコの控えめなスモーキーさが長めに残る。非の打ちどころの無い素晴らしいワイン。

¥.$.

ヴィンテージ:2010年
評価日:2025年06月08日

綺麗に熟成していてまさにピークを迎えた頃合い。抜栓直後こそ、焦げた木の香りがやや突出して感じられてクオリティを心配したが、すぐに落ち着き良いアクセントになった。ドライカシスの凝縮感のある綺麗に枯れた黒系果実の香りが心地良く、白胡椒や樟脳のようなスパイシーさもやドライローズを中心としたポプリ、そしてタバコやコーヒーがニュアンス程度に感じられ、複雑味に富んでいるわけではないが、十分に魅力的なアロマ。口に含むと、ボディは柔らかくなり、枯れた印象がありつつも干されて果実味や甘味が凝縮されたような濃さがあり、酸味も健在で中々に飲みごたえのある味わい。タンニンは十分に溶け込んでいて、まったく存在感が無いとまでは言わないが、引っかかることはない。余韻はタバコのスモーキーさと薬箱のような熟成香が非常に長く残る。

¥.$.

ヴィンテージ:1996年
評価日:2023年09月02日

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