スペイン、トーレス初のプレミアムスパークリングワインで、30ヶ月熟成後にリリースされるとのこと。それでも2013年ヴィンテージは開けるのが早すぎた印象で、果実味はあっさり気味で酸味が際立つ。もう少し熟成が進んで果実味に凝縮感が出てくるとバランスがとれて良さそう。香りはトップノートからバニラやキャラメルの甘いニュアンスとトースト香があり、樽が効いてふくよかなワインかと思ったが、味わいは非常にドライでライト寄りのボディ。グレープフルーツとその皮、スイカズラの軽やかなニュアンスが樽香とバランスしてしつこさが無い。ほんの少しだけピール感のある苦味も感じる。

ヴァルドン・ケネット キュヴェ・エスプレンドール
Vardon Kennett Cuvée Esplendor
トーレスは、スペインのカタルーニャ地方を本拠地とする150年以上の歴史を持つ名門ワイナリーです。フランスとの国境に近いペネデス地方を中心に、リオハやリベラ・デル・ドゥエロなどスペインの主要産地を網羅し、さらにチリやアメリカにも進出しています。そのワインは世界140ヶ国以上で愛飲され、イギリスの著名雑誌ドリンクス・インターナショナルの「世界で最も称賛されるワインブランド」ではヨーロッパで唯一3度も第1位に選ばれるなど、世界的な評価を得ています。ヴァルドン・ケネット キュヴェ・エスプレンドールは、そんなトーレスが手掛ける初のプレミアムスパークリングワインです。標高550mのアルトペネデスの小さな区画で収穫されたピノ・ノワール、シャルドネ、チャレッロを使用し、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式で造られます。ブドウはすべて手摘みで収穫され、厳しい選果を経て醸造されます。また、複雑味を生み出すため一次発酵時に一部をフレンチオークで発酵させるなど、カヴァとは一線を画すこだわりの製法が用いられます。30ヶ月の長期熟成を経てリリースされるワインは、フレッシュな果実味と熟成によるトースト香が調和した複雑で奥行き深い味わいが特徴です。
4,790 円~
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ヴィンテージ:2013年
評価日:2021年02月13日