ミッナモーロ
Minna e Moro
テヌータ・イル・コルノは、イタリアのトスカーナ州ペサ渓谷に位置し、12世紀から続く歴史を持つワイナリーです。1523年からは、ルネッサンス期にメディチ家と覇権を争った名門ストロッツィ家が所有し、当時建造された城の一部である塔は、今も国の文化遺産として当時の姿を留めています。1911年より、現在のオーナーであるフロヴァ・アッローニ家がワイナリーを受け継ぎ、ワインとオリーブオイルの生産を続けています。ミッナモーロは、そんな歴史あるワイナリーのオーナー夫妻の結婚を祝して造られた特別キュヴェです。「ミッナモーロ」とは、「恋する」という意味。オーナーのマリア・ジューリア・フロヴァとゲオルグ・フォン・デル・マルヴィツの結婚という人生の大きな喜びがこのワインには込められています。ラベルのデザインは、2人と親交のある現代アーティストの巨匠、ジュリアーノ・ゲッリが手掛けました。樹齢40年のサンジョヴェーゼとコロリーノをそれぞれ50%使用し、ステンレスタンクで発酵後、フレンチオークで12ヶ月熟成されます。凝縮した黒系果実やミネラル、ビターチョコレートのニュアンスが感じられ、滑らかで柔らかなタンニンと心地よい苦味が余韻まで続きます。年間生産量はわずか4000本という、まさに特別な1本です。
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