ペンフォールズ グランジ

グランジ

Grange

ペンフォールズは、1844年にイギリス人医師クリストファー・ローソン・ペンフォールド氏が医療用酒精強化ワインの製造を始めたことから始まる、オーストラリアを代表するワイナリーです。南オーストラリア州アデレードに本拠地を構え、175年以上の歴史の中でわずか4人しかチーフ・ワインメーカーが存在しないことからも、その伝統の重みが伺えます。ペンフォールズのアイコンワインである「グランジ」は、1951年に初代チーフ・ワインメーカーのマックス・シューバート氏によって生み出されました。フランスのボルドーワインに匹敵するワインを目指し、長期熟成型のスタイルが確立されました。当時、長期熟成型のオーストラリアワインは市場に受け入れられず、一時は製造中止の危機に陥りましたが、シューバート氏は「グランジ」のポテンシャルを信じ、ひそかに醸造を続けました。その後、時を経て熟成した「グランジ」は評論家から高い評価を受け、1955年ヴィンテージはワイン・スペクテーター誌の「20世紀における最も偉大なワイン12本」の一つに選出されるなど、世界を代表するワインとしての地位を確立しました。「グランジ」は、ペンフォールズのワイン造りの哲学である「マルチ・リージョン、マルチ・ヴァラエタル」を最もよく表現したワインと言われています。これは、単一の畑のブドウだけでなく、複数の地域、複数の品種をブレンドすることで、最高の品質を安定して造るという考え方です。シラーズ種を主体に、複数の地域のブドウをブレンドして造られる「グランジ」は、深い味わいと豊かな香りを持ち、長期熟成にも適しています。

79,800  円~

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