
ラ・シオード
La Ciaude
アンヌ・グロ・エ・ジャン・ポール・トロは、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネで著名なアンヌ・グロと、ショレイ・レ・ボーヌのトロ・ボーのジャン・ポール・トロという、どちらも5代目として活躍する醸造家夫婦が、南仏ラングドック地方ミネルヴォワの、カゼルという小さな村に設立したドメーヌです。二人は、標高220mというヴォーヌ・ロマネ村と同じ標高、地中海の風の影響を受ける山麓という立地、そして石灰、粘土、砂岩、マールといった土壌の多様性を持つこの地に魅せられ、2008年からワイン造りを開始しました。ラ・シオードは、カゼルの南に位置する3.1haの畑から生まれる赤ワインです。南向きの粘土石灰質土壌で、石灰岩の比率が高いため、畑は一面白く覆われています。この畑では、カリニャン、シラー、グルナッシュといった、ブルゴーニュでは栽培されていないブドウ品種が、古樹を使用して栽培されています。特にカリニャンは1904年から再植樹されていない古樹です。醸造においては、ブルゴーニュと同じ哲学が貫かれています。栽培はリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用し、キャノピーマネジメントや芽かきにも注意を払っています。収穫はすべて手摘みで行われ、100%除梗後、自然酵母を用いてステンレスタンクで発酵させます。熟成は、区画ごとにステンレスタンクとフレンチオークの新樽(20%)を含むバリック(80%)を使い分け、12ヶ月間熟成させた後、アッサンブラージュされます。こうして生まれるラ・シオードは、ブラックベリーや砕けた岩石、土っぽさ、ミネラルといった複雑なアロマを備えています。古樹由来の凝縮感と完熟したタンニンは、驚くほどシルキーな口当たりを生み出し、テロワール由来のミネラルがワインに張りを与えます。力強さとエレガンスを兼ね備えた、南仏の太陽と大地のエネルギーを存分に感じられるワインです。
4,213 円~
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