アンヌ・グロ&ジャン・ポール・トロ レ・コンベット

レ・コンベット

Les Combettes

アンヌ・グロ&ジャン・ポール・トロは、ブルゴーニュの著名な生産者アンヌ・グロと、その夫ジャン・ポール・トロがラングドックで設立したワイナリーです。二人は、それぞれのドメーヌを継承していましたが、互いの経験を融合させた新たなワイン造りを目指し、ブルゴーニュから遠く離れたラングドックの地を選びました。ワイナリーはラングドック最大のブドウ畑が広がるミネルヴォワの最北東部、モンターニュ・ノワールの麓、標高220mに位置します。この標高はアンヌ・グロの出身地であるヴォーヌ・ロマネ村と同じであり、ミネルヴォワの中でも涼しく、ブドウのゆっくりとした成熟を促します。土壌は主に石灰岩質で、表面の白い石が太陽光を反射し、ブドウを間接的に温める効果があります。レ・コンベットは、マルスラン100%で造られる赤ワインです。マルスランはプロヴァンスやラングドックで少量栽培されているカベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種で、小粒ながら濃厚な色と凝縮感が特徴です。ブドウ栽培はブルゴーニュと同様のリュット・レゾネを採用し、収量制限を徹底することで畑の健全性を保っています。収穫は全て手摘みで行い、除梗後、野生酵母を用いて発酵させます。熟成はフレンチオークのバリックで13~14ヶ月行います。ブルゴーニュでよく使用されるタイプの樽を使用し、区画ごとに醸造したワインを瓶詰め前にブレンドしています。ラングドックの豊富な日照による凝縮感と、ブルゴーニュ仕込みの醸造技術が融合し、繊細でエレガントなワインを生み出しています。カカオやスモーキーな香り、スパイス、カシスなどのベリー系の果実香が感じられ、しなやかで調和のとれたタンニンが豊富で、長い余韻が楽しめます。

3,978  円~

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