シェリー酒とまでは行かないがリキュール感が強く出ていてピークアウト気味なのは否めず、個性的というより熟成しきったシャルドネに共通した印象を受ける。ただ、香りの時点でもかなり力強さは感じられ、ペリエールのポテンシャルを期待させてくれる面はあり、アルベール・グリヴォのムルソーにわずかに感じられる梅のような和を感じさせる要素もあり、無個性というわけではない。香りは、梅酒や洋梨のリキュールといった酒類の印象が強く、アプリコットのコンポートや蜂蜜などの甘い熟成香もしっかり、わずかにキャラメルのニュアンスもある。香りはリキュール感のおかげか甘すぎる印象はないが、口に含むと半甘口とまではいかないが、かなりしっかりと甘味がある。果実味も強いが、酸味は控えめで、この果実味と甘味に対しては弱すぎてバランスに欠く。何だかんだ言っても完全に終わったワインでもなく美味しいのだが、金額も考えるとピークアウト前に飲みたかった。

ムルソー プルミエ・クリュ クロ・デ・ペリエール
Meursault 1er Cru Clos Des Perrières
アルベール・グリヴォは、1879年にムルソーのクロ・デ・ぺリエールを取得し、その歴史が始まりました。現在はアルベール・グリヴォの孫にあたるミシェル・バルデが経営し、娘のクレールが製造を担当しています。9ヘクタールに及ぶ所有地の中で、クロ・デ・ぺリエールはフラッグシップであり、1ヘクタール弱の石垣で囲まれた区画です。この畑は、モンラッシェと並び称される高いクオリティを誇り、ムルソーでのグラン・クリュ昇格の有力候補とされています。クロ・デ・ぺリエールのワインは、強いミネラル感と緊張感に溢れ、複雑さと力強さが増幅される熟成ポテンシャルを持ち、長期熟成にも適しています。平均樹齢は約50年で、新樽率20%で10〜14ヶ月熟成されます。
13,860 円~
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シャルドネ:100%
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ヴィンテージ:2006年
評価日:2022年07月08日