ルーチェのセカンド。金額的にはサードくらいの差があるが、クオリティは高く、早飲みに適した素晴らしいワイン。若いながら荒々しさは無く、タンニンもわずかに収斂感を残している程度で、すぐに気にならなくなりそうな状態。サンジョベーゼの酸味の効いた果実味と樽のバランスが秀逸で、アタックは溌剌としたブラックチェリーから始まり、終盤にかけてまろやかなコーヒーへと滑らかに移り変わっていく。香りは、ブルーベリーやブラックチェリーのフレッシュな果実香、タバコの葉のスモーキーなハーブ、ドライトマトやインク、コーヒーのニュアンスなど、複雑味の片鱗も感じられるバランスの良いアロマ。香りはフレッシュさもあって樽香はそこまで主張しないが、余韻はタバコやコーヒーの樽由来の風味がしっかりとあって終盤になるほど樽の効きを意識する。ただ、非常にまろやかでロースト感も強くなく、純粋に飲みごたえを足してくれる良い塩梅になっている。

ルチェンテ
Lucente
テヌータ・ルーチェは、イタリアの名門、フレスコバルディ家とアメリカのワイン巨匠、ロバート・モンダヴィ氏による共同プロジェクトです。彼らが1995年に生み出したサンジョベーゼ主体のスーパータスカン「ルーチェ」のセカンドワインにあたるのが「ルチェンテ」です。ルーチェと同じ畑の若樹のブドウを使用し、モンタルチーノのテロワールを表現しつつ、より親しみやすく、モダンなスタイルを追求しています。そのため、熟成に用いる樽も、わずかにアメリカンオークを採用しています。熟した赤い果実やラズベリー、チェリーのアロマが広がり、バニラやバルサミコの微細なニュアンスが感じられます。ワインガイド各誌でも高評価を獲得し、セカンドワインを超えたもう一つのスーパータスカンと呼べる存在です。
4,290 円~
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ヴィンテージ:2019年
評価日:2022年11月01日