果実の香りとクローブの香りが強く、ほのかにスミレやドライローズの花の香りで、そこまで複雑には感じられなかったが、口に含むと一気に開き、口から花に抜ける香りが豊かに移りゆく。余韻にはミネラルも少し感じつつ、スモーキー。今回は香りが開くまで待つ時間がなかったのが残念だが、閉じていても味わいだけでこれだけ楽しめるのなら、ポテンシャルは底知れない。

バローロ・フランチャ
Barolo Francia
ジャコモ・コンテルノは、18世紀から続くブドウ栽培農家の歴史を持つ、イタリア・ピエモンテ州モンフォルテ・ダルバに位置する家族経営のワイナリーです。現当主は3代目のロベルト・コンテルノ氏で、伝統的な大樽を使用した醸造法を守りながら、徹底した品質主義を貫いています。バローロ・フランチャは、セッラルンガ・ダルバにある最良区画の一つ、カッシーナ・フランチャのブドウから造られます。海抜400mに位置するこの畑は、砂岩脈を含む石灰泥灰岩質土壌で、樹齢45年以上のネッビオーロが植えられています。ワインは、大樽で約4週間の発酵の後、オークの大樽で4年間熟成されます。2010年より、ワイン名はカッシーナ・フランチャからフランチャに変更されました。
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ネッビオーロ:100%
アルコール
14.5%
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余韻の
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ヴィンテージ:2015年
評価日:2020年07月23日
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