レナート・ラッティ バローロ マルチェナスコ

バローロ マルチェナスコ

Barolo Marcenasco

レナート・ラッティは、バローロの銘醸地として名高いラ・モッラ村に本拠地を置く、家族経営のワイナリーです。創業者レナート・ラッティ氏は、バローロにおける単一畑の重要性に着目し、1965年にマルチェナスコの単一畑で最初のワインを造りました。彼は近代的な醸造技術をいち早く取り入れ、従来より短い樽熟成と長い瓶熟成によって、エレガントで親しみやすいスタイルのバローロを生み出し、世界的に注目を集めました。その後、息子のピエトロ氏と甥のマッシモ・マルティネッリ氏がその遺志を継ぎ、現在もラ・モッラ村のテロワールを表現するワイン造りを続けています。彼らのフラッグシップワインである「バローロ マルチェナスコ」は、ラ・モッラ村の3つの畑のネッビオーロをブレンドして造られる、DOCGバローロに格付けされたワインです。1965年に単一畑のバローロとして誕生した歴史を持ち、ワイナリーの象徴的な存在となっています。10月に手摘みで収穫されたブドウは、ステンレスタンクで3〜4週間かけて発酵。その後、50%は大樽、50%はバリックで1年間熟成され、再び大樽で1年間熟成されます。伝統と近代技術を融合させた醸造方法により、エレガントで複雑、そして長期熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めたワインが生まれます。

8,019  円~

タイプ

品種

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アロマチャート

アロマの詳細

赤系果実

赤系果実

1 スイカ
1 ラズベリー
黒系果実

黒系果実

1 カシス
1 ブラックベリー
花

1 バラ
1 スミレ
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

1 ディル
ドライハーブ等

ドライハーブ等

1 紅茶
動物系

動物系

1
スパイス

スパイス

1 リコリス
1 ナツメグ
1 白コショウ

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 濡れた石
1 バニラ
1 ラズベリー
1 浅煎りコーヒー

ユーザーコメント

まだ熟成感はまったくなく、タンニンも少しだけ収斂感を残しているが、華やかでバランスが良く、現時点でも十分楽しめる状態にある。平均的な年だが、グレートヴィンテージと言われても驚かないほどのポテンシャルもあり、今後も楽しみな一本。香りは、トップノートにラズベリーやスイカの瑞々しい赤系果実香が感じられ、ミドルノートはナツメグや白胡椒、血などのスパイシーさに、ラストノートは紅茶やディルなどのハーブ香、そして全体を通してスミレの花の華やかな香りが感じられる。口に含むと、アタックから充実した果実味と酸味があり、ラズベリーとスミレの花の風味、そしてスパイシーさが感じられ、香りとの一貫性ある味わいが広がる。タンニンはそこまで重くないが、終盤にかけて舌を拭うとまではいかないが、覆うような感覚があり、溶け込んだと言うにはあと一歩といったところ。ラズベリーの果実味は余韻まで伸びつつ、他にもバニラのほのかな甘味と浅煎りのコーヒーのマイルドなロースト感も感じられ、複雑味もありバランスの良い余韻が感じられるが、タンニンのせいで余韻は早めに引いてしまうのが惜しい。飲み頃を迎えればさらに数段上の仕上がりになるだろう素晴らしいワイン。

¥.$.

ヴィンテージ:2014年
評価日:2025年07月14日

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