色合いは濃く、タンニンは滑らかで気にならないが、数杯飲むと舌に残る感触はあって抽出量は多め。香りにはややジャミーなニュアンスがあるが、味わいはドライで、ロースト感もなく、樽は控えめ。果実味や酸味が強く、樽を効かせるポテンシャルはあるように思うが、古典的な造りで長期熟成指向のワイン。今飲むには少しシンプルすぎる。香りは、ラズベリーやブラックベリーなどの赤系と黒系のベリー系が混在し、わずかだがジャミー。しっかりめのドライハーブやオレンジの皮の香りもあり、抜栓直後はバラやスミレなどの花々の香りもあったが、次第に消えていき、シンプルな香りになってしまった。味わいは、初日は果実味が強く、酸味は控えめに感じられたが、二日目は逆に酸味が強く、果実味が控えめに感じられた。甘味はなく、タンニンは量はあるが滑らかでほとんど気にならない。余韻までブラックベリーの果実味の持続性があり、火打ち石のスモーキーなニュアンスも感じられる。まだまだ真価を発揮していない未成熟なワインで、早飲みには向いていない。

マランジュ プルミエ・クリュ ラ・フュシエール
Maranges 1er Cru La Fussière
ヴァンサン・エ・ソフィ・モレは、シャサーニュ・モンラッシェを拠点とするドメーヌです。 2006年に引退した著名な造り手ベルナール・モレの長男ヴァンサンが、妻ソフィーと共に運営しています。 20ヘクタールもの広大な畑を所有し、シャサーニュ・モンラッシェを中心に白ワインを、サントネを中心に赤ワインを生産しています。ドメーヌのフラッグシップは特級バタール・モンラッシェとピュリニィ・モンラッシェ1級トリュフィエールですが、マランジュ1級ラ・フュシエールも重要なワインの一つです。 このワインは、シュイィ・レ・マランジュの丘の2つの区画のピノ・ノワールをブレンドして造られます。 醸造は伝統的な手法を用い、赤ワインは無除梗で全房発酵を行い、50%の新樽で14ヶ月熟成させます。ラ・フュシエールは、鮮やかな色合いと美しい質感、そして豊富な果実味と柔らかなタンニンが特徴です。 長期熟成にも向いており、5年から10年の熟成を経て真価を発揮します。 ヴァンサン・エ・ソフィ・モレのワインは、その品質の高さから、往年のベルナール・モレを彷彿とさせると評され、多くのワイン愛好家を魅了しています。
6,336 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

赤系果実

黒系果実

花

ドライハーブ等
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2013年
評価日:2022年03月31日