見た目も綺麗な黄金色で、まさにピークといった頃合い。若干だが紅茶っぽい渋味があり、個性も感じられる面白いワイン。香りは、熟しきった洋梨のジューシーな香りが強く、蜜蝋やわずかにチーズのニュアンスなど、熟成香もしっかり。他にも、ユリのような強めの花の香り、石灰、そして紅茶のニュアンスもある。口に含むと、酸味が非常に強いのが印象的だが、果実味も負けじと充実しており、熟成による甘味もあってバランス良く、一口の満足度が高い。香りの印象からもう少し甘く感じると思ったが、酸味と強さや中庸なボディ、中庸な粘性などからくどさがなく、スッキリとした印象。中盤からはミネラルがしっかりと感じられつつ、余韻にかけて紅茶のような渋味と蜜蝋の風味が長く残る。

サン・トーバン プルミエ・クリュ レ・シャルモワ
Saint-Aubin 1er Cru Les Charmois
ヴァンサン・エ・ソフィー・モレは、シャサーニュ・モンラッシェの銘醸家ベルナール・モレの息子ヴァンサンが、妻ソフィーと共に運営するドメーヌです。2006年にベルナール・モレが引退した際、所有畑はヴァンサンと弟のトマに分け与えられました。ヴァンサンはボーヌやサン・テミリオンでの修行を経て、父親譲りのリッチでパワフルなスタイルのワイン造りを継承しています。ドメーヌはシャサーニュ・モンラッシェを中心に白ワインを、サントネイを中心に赤ワインを生産しています。特級バタール・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェ1級トリュフィエールなど、名だたる畑を所有しています。「サン・トーバン プルミエ・クリュ レ・シャルモワ ブラン」は、シャサーニュ・モンラッシェ村との境に位置する畑で、土壌には鉄分の豊富な岩が多く含まれています。これがワインにジューシーな味わいを与え、軽めの酸がフレッシュさを添える繊細なワインに仕上がります。醸造は、圧搾後の果汁を小樽で発酵させ、新樽率40%前後で10ヶ月熟成させるという、父ベルナール譲りの手法です。リッチで肉付きの良い魅惑的なテクスチャーと、繊細なミネラル感が特徴です。若いうちから楽しめる非常に豊満なワインです。
8,140 円~
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品種
シャルドネ:100%
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寒冷地の果実

花

ドライハーブ等

発酵・乳製品

ミネラル

蜜
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2022年03月10日