抜栓時から心地良い樽香と果実香が漂ってきて、これでロッソかと唸らせる出来栄え。もっとも、カサノヴァ・ディ・ネリのブルネッロやその上級キュヴェはかなりスモーキーなヘビー級なので、個人的にはこのくらいがちょうどよいのかもしれない。香りは、ラズベリーやストロベリーの赤系果実とスミレの華やかな香りとオーク樽のロースト香がバランスして、良い意味で明るすぎない。他にも、黒土、チョコレート、木の苔、レザー、黒胡椒など、複雑さも良い。口に含むと、しっかりとした果実味と酸味に、ほんの少しチョコレートのような甘味と程よいミネラルを感じ、味わいも非常にバランスが良い。ただ、タンニンはなめらかなものの収斂感は強く、飲み頃はまだまだ先に感じられる。余韻は、タバコのようなスモーキーさと黒胡椒のニュアンスが強くはないが長めに残る。

ロッソ・ディ・モンタルチーノ
Rosso di Montalcino
カサノヴァ・ディ・ネリは、1971年にジョヴァンニ・ネリ氏によって設立された家族経営のワイナリーです。ジャコモ・ネリ氏の情熱と専門知識により、凝縮感あるワインが生み出されています。ブドウ畑は、モンタルチーノの最高のエリアに位置し、独自性あふれるワインを生み出す理想的な条件を備えています。カサノヴァ・ディ・ネリの「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」に使用されるブドウは、「レ・チェティーネ」という畑で、上級ブルネッロとほぼ同等の完熟を待ってから収穫され、天然酵母のみで発酵し、重力を利用した最新のグラヴィティシステムで果実やワインが優しく扱われます。ステンレスタンクで14〜21日間のマセラシオンを行った後、約12ヶ月間オーク樽で熟成させリリースされます。熟成期間以外はブルネッロとほぼ同じ工程で造られるロッソは、エレガントで豊かな風味、滑らかな口当たり、長い余韻が特徴です。
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サンジョベーゼ:100%
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土・森の下草

動物系

樹木

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ボディ
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甘味
酸味
渋味
余韻の
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ヴィンテージ:2015年
評価日:2021年04月05日
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