マルサネ

マルサネ

Marsannay

シャトー・ド・マルサネは、コート・ド・ニュイ地区のマルサネ村を本拠地とする、名実ともにマルサネを代表する生産者です。1989年にボワソー家によって設立され、1990年からワイン造りが開始されました。2012年にはオリヴィエ・アレイ氏がオーナーとなり、大規模な改革に着手しました。ブシャール・ペール・エ・フィス元社長のステファン・フォラン・アルブレ氏をディレクターに迎え、最新の醸造設備の導入や畑の改植プログラムなど、100万ユーロを超える投資を行いました。マルサネ・ルージュは、シャトー・ド・マルサネを代表するワインです。クロ・デュ・ロワやレ・ロンジュロワなど、マルサネの優良畑のブドウをブレンドして造られます。これらの畑は、現在ブルゴーニュで活発になっているプルミエ・クリュ昇格運動において、昇格の有力候補とされています。畑ではリュット・レゾネを実践し、土壌の改良にも注力しています。有機肥料を用いることで土壌の微生物を活性化させ、健全なブドウを育んでいます。収量制限のため、芽かきやグリーンハーヴェストを行い、ブドウの実の通気性を確保するため枝を長く伸ばして固定しています。長年同じ区画を担当するタシュロンと呼ばれる職人たちが、それぞれの畑の特徴を熟知した上で、気象条件や土壌に合わせたきめ細やかな作業を行っています。収穫は、区画ごとにブドウの熟度を確認し、綿密なスケジュールを立てて実施されます。収穫されたブドウは、20g/L容量のカゴに入れ、選果台で厳正な選果を経た後、醸造へと進みます。醸造においては、「柔軟な伝統的アプローチ」を掲げています。これは、伝統的な手法を残しつつ、時代に合わせた改良も取り入れるという考え方です。例えば、赤ワインの醸造では100%除梗を行っていますが、必要に応じて全房発酵も検討する柔軟性を持っています。熟成は、新樽比率20%のバリックで12ヶ月もしくは15ヶ月、その後ステンレスタンクで3ヶ月熟成されます。ワインは、トーンの高いベリー系の果実香とスモーキーなニュアンスが特徴です。フレッシュな果実味が口の中を満たし、エレガントな余韻へと続きます。果実の旨味と美しさが調和した、マルサネらしい味わいが楽しめます。

7,500  円~

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