他のブルネッロとは一線を画すと言ってもよいほど個性的な複雑味を持ち、香りを嗅いだ瞬間にとんでもないワインだと思わされる。エレガントながら伸びのある果実味とミネラルにより満足感も十分で非の打ち所がない。タンニンはわずかに収斂感があるが、非常に滑らかで早飲みにも向いているのも驚かされる。香りは、トップノートにホワイトチョコレートがあり、その後もマロングラッセや銀杏などの栗っぽい上品な甘いノートが続く。他にもレザーや乾いた土のニュアンスなど、ブルネッロらしいノートもある。二日目は栗系の甘さが引いて複雑味が減ってしまい、ラズベリー主体で一般的なブルネッロといった印象になってしまい、初日に1本飲んでしまえば良かったと後悔。口に含むと、瑞々しく優しいアタックで、穏やかな果実味と酸味、そしてやはり栗系の甘味があるミディアムボディのエレガントな味わい。タンニンは余韻後にわずかに収斂感があるが、アタックから終盤まではまったく気にならない。果実味は中庸だが伸びが良く、余韻までしっかりと続く。中盤からは石灰質なミネラルが広がり非常にまろやかな印象で終わる。余韻は他にもホワイトチョコレートやマロングラッセなど、控えめな甘味もある。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Brunello di Montalcino
トスカーナ州モンタルチーノ地区に位置するレ・ラニャイエは、シエナ出身のリッカルド・カンピノーテ氏によって創業されたワイナリーです。2002年からワイン造りを始め、若きプロデューサーとして注目を集めています。彼らのフラグシップ・キュヴェ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、標高の異なる畑で有機栽培されたサンジョヴェーゼ・グロッソをブレンドし、天然酵母を用いてセメントタンクで60日間発酵させ、その後スラヴォニアオークの大樽で36ヵ月熟成させます。その結果生まれるのは、華やかなアロマと凝縮した果実味、上質な酸が調和した洗練された味わいです。彼らのワインはワインアドヴォケイトやワイン&スピリッツから高い評価を受け、若手ながら世界的なクオリティを誇っています。
10,373 円~
生産地
タイプ
品種
サンジョベーゼ:100%
あなたの評価
テイスティングノート
2件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

赤系果実

黒系果実

ドライハーブ等

発酵・乳製品

土・森の下草

動物系

ナッツ

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年05月24日