元々のブドウの甘味もあるだろうが、ロースト感というより甘い方向に樽が効いている一本で、酸味が控えめなこともあって味わいはかなり甘味が強い印象。香りは、パイナップルやメロン、カリンなどの南国系果実中心に、アカシアの花の蜜感も強く、初日はヘーゼルナッツ、白胡椒のニュアンスも感じられた。口に含むと、かなり粘性が高く、とろみを感じるほどで、強い果実味と甘味がアタックから存分に感じられる。粘性と甘味のせいか、酸味があまり感じられず、ややくどいくらいに甘味が感じられてしまう。終盤から余韻にかけては強靭なミネラルが感じられる。余韻には、鼈甲飴とカラメルの中間のようなほのかなロースト感のある飴菓子といった風味がミネラルとともに長く残る。
シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・ヴェルジェ
Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Vergers
フィリップ・コランは、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・ミシェル・コラン・ドレジェを継承する長男フィリップ氏が2004年に設立したドメーヌです。父ミシェルの薫陶を受け、伝統的な手法と革新を融合させながら、テロワールを忠実に表現するワイン造りを行っています。ドメーヌはシャサーニュ・モンラッシェを中心に、ピュリニー・モンラッシェ、サントーバン、サントネイ、マランジュなど、ブルゴーニュ屈指の銘醸地に9ヘクタールの畑を所有。特級シュヴァリエ・モンラッシェや1級ドゥモワゼルなど、貴重な区画も含まれます。「シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・ヴェルジェ ブラン」は、ピュリニー・モンラッシェ寄りの高標高に位置する1級畑レ・ヴェルジェのブドウを使用。表土が浅く白ワインに適したこの畑から、フィリップ・コランはエレガントなスタイルのワインを生み出しています。ステンレスタンクで発酵を始め、途中からオーク樽に移すシャブリ式の手法を採用。熟成にはブルゴーニュ樽に加え、近年は樽香を抑えるために中樽も使用しています。その味わいは、果実味、ミネラル、酸のバランスが良く、長い余韻が特徴です。
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シャルドネ：100%
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アロマの詳細
寒冷地の果実
温暖地の果実
トロピカルフルーツ
花
ミネラル
ナッツ
スパイス
味わい
ボディ
ライト
フル
果実味
弱い
強い
甘味
ドライ
甘い
酸味
弱い
強い
渋味
弱い
強い
余韻の
長さ
短い
長い
余韻のテイスト
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ヴィンテージ：2015年
評価日：2022年03月07日
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