香りも味わいも自然派全開で、特に余韻のビオ臭が強く、自然派好きかどうかで好みがはっきり分かれるだろうワイン。17年ながらブドウのポテンシャルは感じられず、色合いも完全な黄金色ですでにビークに達している。香りは、洋梨のリキュールとすりおろしたリンゴの香りが主体で、塩キャラメルやアールグレイのニュアンスがわずかに感じられる。口に含むと、酸味の強いリンゴの味わい。アタックから強い酸味が印象的だが、果実味も弱くはなく、熟した甘味も伴って酸味とバランスは取れている。余韻は豆乳のようなアーシーなビオ臭と木片のような風味が出てきて、最後までザ・自然派ワインといった印象を持つ。

サン・ロマン
Saint-Romain
サルナン・ベリューは、ジャン・パスカル・サルナンとジャン=マリー・ベリューによって2007年に設立された、ネゴシアン兼ドメーヌです。本拠地はブルゴーニュ地方のモンテリ村。元金融マンのサルナンと、醸造学校の教師も務めたベリューは、品質を最優先にする哲学のもと、高品質なブドウを求めて設立当初から奔走してきました。ベリューは、ピュリニー・モンラッシェ村近くに自身の区画も所有しており、ドミニク・ドゥランやフレデリック・コサールから学んだビオディナミ農法を実践。テロワールの個性を表現した、ピュアで長期熟成にも耐えうるワイン造りを行っています。「サン・ロマン ブラン」は、サン・ロマン村の標高350m、南西向きの急斜面にあるコンブ・バザン区画で造られます。粘土石灰質土壌で育つ樹齢30年のシャルドネを手摘みで収穫後、全房でプレス。古樽で発酵と熟成を8ヶ月間かけて行います。SO2の使用を抑え、澱引きも月齢に合わせて行うなど、自然なワイン造りを目指しています。まだ歴史の浅い生産者ながら、ヨーロッパのナチュラルワイン愛好家の間では既に高い評価を獲得しており、今後の活躍が期待される注目のドメーヌです。
9,900 円~
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シャルドネ:100%
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¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2024年07月31日