若く柑橘系の酸味の強さが全面に出ているが、それに負けないくらい果実味も強く、粘性の高さもあってパワフルで飲みごたえがあるワイン。同時に、柑橘系のスッキリとした風味が時折エレガントさも垣間見せてくれて面白い。香りは、しっかりと樽の効いた典型的なブルゴーニュのシャルドネといった感じで、トップノートにはヘーゼルナッツの香ばしさが全開で、フレッシュなレモンやセイヨウサンザシなどの酸味を感じさせる香りを主体にしつつ、ほのかに白桃のニュアンスが見え隠れし、石灰のミルキーなミネラル香も感じられる。口に含むと、香りの印象どおりレモンの酸味の効いた味わいだが、果実味も驚くほど強く、決して酸っぱいとは感じさせないバランスで、中盤からはミルキーなミネラルがほのかな甘味も感じさせてくれるので、想像以上に柔らかな印象を受ける。レモンの味わいは余韻までしっかりと伸び、ヘーゼルナッツの香ばしさも伴った余韻となるが、アタックのインパクトの強さゆえか、余韻はやや控えめに終わる印象。ミネラルも十分にあり、熟成も期待できる良ワイン。

プイィ・フュイッセ プルミエ・クリュ レ・ペリエール テット・ド・クリュ
Pouilly-Fuissé 1er Cru Les Perrières Tête de Cru
ドメーヌ J.A. フェレは、フュイッセ村で1840年に創立され、フュイッセを代表するトップドメーヌとして評価されています。約17ヘクタールの畑を所有し、サステナブル農法を採用しています。 高品質なワインを生み出すために樹齢や収量にこだわり、収穫は手積みで行います。2008年からは、メゾン・ルイ・ジャドが所有者となり、伝統と哲学を受け継ぎ、ドメーヌの成功を続けています。「プイィ・フュイッセ プルミエ・クリュ レ・ペリエール テット・ド・キュヴェ」は、樹齢35年の高品質なブドウを使用して造られます。 レ・ペリエールの畑は南東向きで、クロ・ド・ジャンヌの真上の斜面に位置し、土壌は石灰質の敷石に粘土が混ざっています。発酵はオーク樽で3~4週間行い、熟成は16カ月間続けられます。 ワインはふくよかで滑らか。白い花の香りが広がります。
9,429 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

温暖地の果実

花

ミネラル

ナッツ
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2023年07月01日