19世紀、オフヴィンテージにローヌ・エルミタージュの力強いシラーを混ぜていた時代のブレンドを復刻。A.O.C.ボルドーの名乗れないため、ヴィンテージの表記もできないが、ラベルの下部に「L.20.13」と謎の表記があり、これが2013年生産ワインであることを表しているとのこと。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロがそれぞれ44%、シラーが12%のセパージュで、シラーが入っていると言われると、確かに凝縮感のある甘味が感じられるが、言われないと気に留めるかもわからない程度。果実味はファーストラベルよりは劣るが、アルテ・レゴよりもはっきりとしている。また、アタックは力強いが、余韻にかけては静寂が訪れ、これもシラーの力強さからのパルメらしさへの回帰といった感じで面白い。

ヒストリカル・ナインティーンス・センチュリー
Historical XIXth Century
シャトー・パルメは、フランス・ボルドー地方のメドック地区、マルゴー村の中心部に位置する歴史あるワイナリーです。1855年のメドック格付けでは3級に位置付けられていますが、その品質の高さから「スーパーセカンド」とも称され、1級シャトーに匹敵するとも言われています。特にマルゴー村においては、格付け1級のシャトー・マルゴーに次ぐ人気と実力を誇っています。「ヒストリカル・ナインティーンス・センチュリー」は、19世紀頃のボルドーワインに着想を得て誕生したシャトー・パルメの特別なキュヴェです。当時、ボルドーのトップシャトーではワインの酒質を強化するために、ローヌ地方のエルミタージュの赤ワイン(シラー種主体)をブレンドすることが一般的でした。この歴史的な手法を再現するため、シャトー・パルメではカベルネ・ソーヴィニョンとメルロを主体としつつ、北部ローヌ地方のコルナスからコート・ロティにかけてのシラーをブレンドしています。ボルドーワインの規定ではシラーの使用は認められていないため、このワインはヴァン・ド・ターブルに分類されますが、シャトー・パルメならではのエレガントなスタイルにシラー種特有の力強いタンニンが加わり、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めた1本となっています。
39,600 円~
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¥.$.
ヴィンテージ:2013年
評価日:2018年06月23日