樽が控えめで、香りにはわずかにキャラメル香がある程度で、全体的にスッキリとしたシャンパーニュ。ただ、余韻は強くはないがはっきりとキャラメルの風味があり、あっさりだけではない飲みごたえがある。香りは、トップノートにグレープフルーツピールとスイカズラの香りがはっきりとあり、アプリコットの充実した果実香とハッカのようなスッキリとしたノートがほのかにあり、一口飲んでキャラメルの余韻を感じたあとは、香りにもわずかにキャラメル香を感じる。口に含むと、アタックはアプリコットのしっかりとした果実味と溌剌とした酸味があり、後半からは樽由来の甘味が少し出てきて、余韻にかけてはマイルドにキャラメルの風味が出てきて長く残る。どちらかといえば料理に合わせる用のシャンパーニュだが、ワインだけでも楽しめないことはない飲みごたえといったところ。

プルミエール・キュヴェ エクストラ・ブリュット N.V.
Première Cuvée Extra-Brut N.V.
ブルーノ・パイヤールは、シャンパーニュ地方で1981年に設立されたシャンパーニュ・メゾンで、家族経営の独立したワイナリーです。総面積34.2ヘクタールの畑を所有し、厳格な品質管理体制で知られる彼らは、自社畑で生産されたブドウを使用してピュアでエレガントな味わいのシャンパーニュを生み出しています。代表的なキュヴェである「プルミエール・キュヴェ エクストラ・ブリュット」は、35のクリュから厳選されたブドウを使用し、1985年から続く複数ヴィンテージのリザーブワインのブレンドによって毎年最高の品質を維持しています。品種構成はピノ・ノワール45%、シャルドネ33%、ピノ・ムニエ22%で、ドザージュは5.5g/L。醸造では一番搾りの果汁のみを使用し、品種・区画ごとに個別醸造。リザーブワインを30~50%ブレンドし、シュールリーで3年間、デゴルジュマン後セラーで6ヶ月熟成が施されています。
4,840 円~
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ヴィンテージ:N.V.
評価日:2023年12月16日