香りは酸味の乗った黒系果実にケーキやチョコレートのような甘味と石灰のような強いミネラルを感じる。味わいは香りの印象どおり強い酸味があってか、甘味は序盤は感じない。余韻にかけて急速にタンニンの収斂感が出てくるとともに、石灰やチョコレートのような甘味も増してくる。16年は樽効かせすぎな印象だったが、17年のほうがバランスは良くなっていると感じる。

シャトー・マルゴー
Château Margaux
シャトー・マルゴーは、ボルドー五大シャトーの一つで、五大シャトーの中で最も高貴で女性的と評されるワインです。パリ万博の格付けでは、20点満点のテイスティングで唯一の満点評価を受け、ボルドーワインの頂点に躍り出ました。30年にわたり最高醸造責任者を努めた故ポール・ポンタリエ氏は、シャトー・マルゴーを「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現しており、女性らしく優雅で香り高くも、力強い味わいも秘めたワインです。若いうちはタンニンによって守られ、長期熟成を経て現れる滑らかな舌触りと豊かな味わいは、多くのワイン愛好家を魅了し、「ワインの女王」や「ボルドーの宝石」などと評されます。2006年からはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高め、新樽率を100%に、また、ビオディナミの実践など、シャトー・マルゴー特有のエレガンスを引き出す工夫がなされています。
74,800 円~
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2020年10月31日
枯れたというより乾燥して糖度が凝縮された印象が強い。タンニンも滑らかではあるが、まだまだしっかりと感じられ、熟成途上感がある。果実味もかなり強く、香りと相まって少し甘味が意識される。この年代のマルゴーにしてはカベルネ・ソーヴィニヨン比率が75%と高いが、陰性なワインという印象が強い。

¥.$.
ヴィンテージ:1986年
評価日:2020年07月18日