シャトーヌフ・デュ・パプ
Châteauneuf-du-Pape
ドメーヌ・アンリ・ボノーは、シャトーヌフ・デュ・パプの伝説的な生産者の一人で、その歴史は1667年まで遡ると言われています。1957年からワイン造りを開始した12代目当主アンリ・ボノーの名声を世界に轟かせたのは、彼の妥協のないワイン造りにかける情熱でした。 パーカーポイント5つ星を獲得し、世界中のワインラヴァーから「シャトーヌフ・デュ・パプのロマネ・コンティ」と賞賛されるアンリ・ボノーのワインは、その希少性から「幻のワイン」と称されています。ドメーヌが所有する畑はわずか5haのみで、年間生産量は約1500ケースと非常に少量です。その畑のほぼ全体がシャトーヌフ・デュ・パプの丘の頂点に位置する最高の区画「ル・クロー」にあります。この地で造られるワインは、他を圧倒する凝縮感と力強さ、そしてエレガントさを兼ね備えています。アンリ・ボノーは、収穫量の制限や遅摘み、セメントタンクでの全房発酵、新樽不使用、10年以上経過した大樽や小樽での長期熟成など、伝統的な手法を用いてワイン造りを行なっています。そして、納得のいく品質に達したものだけを瓶詰めし、そうでないものはたとえ仕込んだワインでも樽で売却してしまうという徹底ぶりです。そのため、アンリ・ボノーのワインは、長期熟成にも耐えうる力強さと複雑さを持ち合わせています。
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