レシュノーの白を飲んだことはあり、ガッツリ樽を効かせたワインという印象だったが、この赤は樽をあまり感じないエレガントな作り。香りは、サクランボやローズヒップのチャーミングで淡い印象の赤系果実、バラ、タイムやベイリーフ、ナツメグなど。ややハーブの印象が強い。味わいは一般的なブルピノといった感じで、中庸な果実味、しっかりと酸味、甘味はなく、タンニンもほとんど感じない。余韻もあっさりめでわずかにバラのニュアンスが感じられる。クオリティは申し分ないが、残念ながら少し個性に欠ける印象で、これなら白のように樽ガッツリ路線でも方向性を出してほしかった。

ニュイ・サン・ジョルジュ オー・シュイエ ヴィエイユ・ヴィーニュ
Nuits-Saint-Georges Au Chouillet Vieilles Vignes
ドメーヌ・レシュノーは、ニュイ・サン・ジョルジュを拠点とする1986年創業の比較的若いワイナリーです。フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営し、瞬く間に高評価を得て成長しました。畑はニュイ・サン・ジョルジュを中心に、マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニなど様々な村に点在しています。「ニュイ・サン・ジョルジュ オー・シュイエ ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、ヴォーヌ・ロマネ寄りの水はけの良い土壌の村名畑で、樹齢60年の古木から造られます。しっかりとしたストラクチャーの中にエレガンスが潜み、タンニンの角は取れて丸みを帯びています。ブラックベリーやダークチェリーなど黒い果実のアロマが印象的な、若いうちから楽しめる心地よいワインです。レシュノー兄弟は、ブドウ栽培を事実上のビオロジックで行い、醸造においても低収量、選果、低温浸漬、ピシャージュなど、ブルゴーニュの伝統的な手法を重視しています。新樽率は村名ワインで20-25%、1級で40%、特級で100%と高く、ワインは果実味豊かで丸いタンニンが特徴です。
7,689 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

赤系果実

黒系果実

花

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

動物系

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2021年12月18日