熟成感はまだまったくといっていいほどなく、スパイシーさが少し荒々しくも感じられる。香りは個性的な要素が多く、トップノートはナツメグやレザーのスパイシーさが強く、その後はバラの茎のような青いニュアンスが感じられ、最後はアカシアや牡丹の花の蜜のような甘やかな香りが強くなる。口に含むと、香りにあった甘いニュアンスは薄れて非常にドライに感じられ、酸味の溌剌とした赤系果実の濃い味わいが感じられる。タンニンはほぼ感じないとレベル。余韻は少しスパイシーさが残るが、かなりあっさりと終わるので、香りの期待値から徐々に尻すぼみになっていくように感じられてしまった。

ニュイ・サン・ジョルジュ オー・サン・ジュリアン
Nuits-Saint-Georges Aux Saints-Juliens
ドメーヌ・ド・モンテューユは、1730年代に起源を持つヴォルネイの伯爵家が手掛けるワイナリーで、現代においてもブルゴーニュの真髄を体現するワイナリーとして知られています。かつては「いつ開くかわからない」と言われたモンティーユのワインですが、今日では厳しい収量制限と有機肥料の使用、醸造手法の緻密な微調整などにより、長期熟成力を損なうことなく、若いうちから楽しめるワインへと進化しています。1997年からは有機栽培に取り組み、2005年にはビオディナミ栽培に転向、2011年に認証を取得しています。「ニュイ・サン・ジョルジュ オー・サン・ジュリアン」は、丘の麓、ヴォーヌ・ロマネ側の北向きの斜面、1級畑トレイの下に位置します。区画名は、この地にかつて「サン・ジュリアン」という教会が存在したことに由来します。フローラルで香り高く、軽やかな骨格を持つワインで、比較的早く(3〜5年)で開花します。
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ピノ・ノワール:100%
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花

植物・野菜

蜜

動物系

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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
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ヴィンテージ:2012年
評価日:2023年01月20日
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