シャサーニュらしいふくよかさがあり、強めの樽を吸収して良いバランス。まだフレッシュで、閉じていて初日は樽香が目立ち、2日目のほうが断然良かった。長期と言わないまでも、あと数年寝かせたほうが楽しめそう。香りは、ローストしたヘーゼルナッツや麦わらのような香ばしい香りがトップノートから終始印象的で、果実香はやや押され気味。白桃、グレープフルーツは控えめな強さで、レモングラスのような柑橘を思わせるハーブ香もニュアンス程度に感じられる。口に含むと、果実味と酸味は中庸ながら、アタックから甘味がしっかりとあり、ボディも厚くてふくよかな印象を受ける。甘味は果実味、樽、ミネラル由来の複合的なものでバランスが良い。余韻は甘味のあるミネラルが心地良く、ヘーゼルナッツのロースト感も程良く満足度の高い余韻が長く続く。複雑味はあまりないがシャサーニュらしさが感じられるリーズナブルなワイン。

シャサーニュ・モンラッシェ
Chassagne-Montrachet
ジャック・カリヨンは、ブルゴーニュ地方ピュリニー・モンラッシェ村に位置する由緒正しきドメーヌです。その歴史は16世紀まで遡り、1981年に設立されたルイ・カリヨン・エ・フィスは偉大な造り手として名を馳せました。2010年、当主であったルイ氏の引退に伴い、息子のジャック氏がドメーヌを引き継ぎ、ジャック・カリヨンとして新たなスタートを切りました。ドメーヌは、特級畑ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを含む5.25haの畑を所有しています。ブドウ栽培においては、リュット・レゾネを採用し、除草剤を使用せず、100%手摘みで収穫を行います。テロワールの個性を最大限に引き出すため、細心の注意を払った畑仕事を実践しています。「シャサーニュ・モンラッシェ ブラン」は、若い樹から収穫されたブドウを使用した、フレッシュで親しみやすい味わいが特徴の白ワインです。樽熟成(新樽15%)を12ヶ月、ステンレスタンクで6ヶ月熟成させることで、上品さとシャサーニュ・モンラッシェらしい個性が表現されています。熟したグレープフルーツや白桃の香りに、白い花や繊細なミネラル感が感じられる、バランスの取れたエレガントなワインです。
11,000 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

温暖地の果実

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

ナッツ
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2024年05月08日